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わたしたちに翼はいらない
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わたしたちに翼はいらない

寺地はるな(著者)

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わたしたちに翼はいらない

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/08/18
JAN 9784103531920

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商品レビュー

3.6

136件のお客様レビュー

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2025/01/11

p199 「でもおかしくてもいいじゃないですか。他人にそれだけ?って言われるようなことでも、園田さんにとっては重要なことだったんでしょう。」 p206「だって娘よ。自分の娘よ。幸せになってほしいじゃない。だから悩むの。莉子も芽愛にたいしてはそうだ。かわいい洋服。すてきな両親がそろ...

p199 「でもおかしくてもいいじゃないですか。他人にそれだけ?って言われるようなことでも、園田さんにとっては重要なことだったんでしょう。」 p206「だって娘よ。自分の娘よ。幸せになってほしいじゃない。だから悩むの。莉子も芽愛にたいしてはそうだ。かわいい洋服。すてきな両親がそろった、笑顔の絶えない暖かい家庭。すべてを与えたかった。すべては芽愛の幸せの為。でもそれらはほんとうに芽愛にとっての幸せの条件だったのだろうか。 誰もが迷う。誰もが間違う。母でさえも。わたしが、そうであるように。」

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2024/12/27

シングルマザーやスクールカースト上位にいた夫婦、いじめられていた人など、そういう人いるなあと感じながら読んだ。 大樹みたいな人は嫌いだ。でも、こういう人と日常関わっていると、こどもも同じような思考になっていくんだろうなと危機感を感じた。

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2024/11/14

同じ地方都市に生まれ育ち、それぞれに鬱屈した思いを抱えるアラサーの男女3人をめぐる小説。 自分は子どもの頃にいじめられたりしていたわけではないが、学校の主流層からは外れたポジションにいたので、朱音や園田の思いや考えにはわかるところがあった。一方、莉子は、かわいそうなところはあるが...

同じ地方都市に生まれ育ち、それぞれに鬱屈した思いを抱えるアラサーの男女3人をめぐる小説。 自分は子どもの頃にいじめられたりしていたわけではないが、学校の主流層からは外れたポジションにいたので、朱音や園田の思いや考えにはわかるところがあった。一方、莉子は、かわいそうなところはあるが、自己中心的思考に思えてあまり共感できなかった。また、莉子の夫でクラスの「王様」だった中原大樹はまったく関わり合いたくないタイプの人間だと感じた。地方都市に生きる20代~30代の人間を、そのどす黒い内面も含めて、よく描けていると思う。 本書のタイトルにも表れているが、第三者からのいっけん前向きなアドバイスが本人にとっては呪いの言葉になり得るのだということも認識した。 本書の主要登場人物3人の行きついた関係のような、相手に依存するのではなく、友だちと言えなくても、お互いに支え合う(ことがある)関係というのも人間関係の在り方の一つとしていいんじゃないかと感じた。 最後は、3人ともどこか吹っ切れたような、希望の持てる結末で、よい読後感だった。

Posted by ブクログ