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未明の砦
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2023/07/31 |
| JAN | 9784041139806 |
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未明の砦
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商品レビュー
4.5
185件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とにかくすごかった。 ストーリーやキャラクターはもう振り切ってフィクション的だけどだからこそ劇場版みたいな展開の熱さに、ストライキを呼びかけるシーンでは泣いてしまった。 本当に魅力的なキャラクターを作るのがお上手だと思う。別作でも魅力的な複数の主人公たちを応援せずにはいられなくなるがこれもまた四人の主人公を心から応援していた。まさかここまで大団円的に終わるとは正直思っていなかったので嬉しかった。
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太田愛さんの小説はいつも勉強になる! 企業についての法律とか全然知らないし、決まってると思ってることがただの経営者に都合いいルールとか、わたしやその他大勢みたいに知らない側は搾取されちゃうよなと改めて思った。 自分の責任だとか転職すればいいとか、もとから恵まれた環境の人は言うけど...
太田愛さんの小説はいつも勉強になる! 企業についての法律とか全然知らないし、決まってると思ってることがただの経営者に都合いいルールとか、わたしやその他大勢みたいに知らない側は搾取されちゃうよなと改めて思った。 自分の責任だとか転職すればいいとか、もとから恵まれた環境の人は言うけど幼少期からの環境の悪さに想像がつかないわけで、この4人みたいな働き方で環境変えるのはだいぶ難しいとわかった。 今の時代に合わなくなった憲法を変えて時代に合うようにするんじゃなくて、理想に近づけるように努力して今を変えるのが大切。たしかに!変えようとすると上の人のいいように変えられちゃうよね〜。 天上の葦でも戦争は気付いたら始まってたとかいう話があったし、憲法改正についてとか、今回の選挙に関係してて怖くなってる。 相変わらずのハラハラドキドキで終盤とても楽しかった!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校生時代、『犯罪者』『幻夏』を読み(天上の葦については未読)、著者の太田愛さんの他作品についても気になっていたところ、大学生になり23年の夏に本作と出会い、帯文を見て絶対に面白いだろうと確信し、購入。以降、2年半ほど積読をしていたが、ようやく手をつけることができ、4月のから新卒社会人生活を目前に控えた今読了したことに運命のようなものを感じた。 私自身も、作中に出てくる当初の若者4人同様、労働に関する知識が乏しく、読み進めていく中でたくさんの学びを得ることができた。 また、今までの人生で何か理不尽さを感じても、『そういうものだ』と声をあげることを諦めてしまっていた自分自身に突き刺さる内容であった。 〜引用〜 p.118『二十代というのは、人間が一番大きく変わるときだ。』 p.246『今も昔も、なぜこの国ではこれほどに人の命が軽いのか。』 p.262『〈規則に従うことの大切さを教える〉』 p.263『日本における戦後の労働法制の変遷は、力の強い側、つまり働かせる側が都合の良いように、法律を作ったり「改正」したりしてきた歴史ともいえる。』 『規則を守って、規則を変えることはできない。』 p.378『理不尽や不合理は、放置すれば惰性のまま時を歩み、その轍を深くし、いつしか伝統やしきたりなどと呼ばれるまでになる。』 p.580『おまえが本当に勝ちたいのなら、まず闘う場所に立つことだ。』 p.595『権利は、力のない者たちのためにある。力のない者が踏ん張るための最後の足場だ。』 個人的には、作中で、権力者や団体のために理不尽に法律が移り変わっていったり、得をする空気感であったものが、悪事を働く権力者に対して、また、違う立場の権力者である荻原が「正義」として力を発揮する展開になったのがとても爽快であり、報われた気持ちになった。 「尊厳のある人間とは」「働くとは」について一貫して考えさせられ、私の人生の中でも大切な一冊となった。文句なしの星5。 そして、最後に、これは今を生きる若者にこそ是非ともおすすめしたい一作である。 3月の文庫化もとても興味深く、いずれは映像化してより多くの人の目に、心に届く作品となってほしい。
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