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未明の砦
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2023/07/31 |
| JAN | 9784041139806 |
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未明の砦
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商品レビュー
4.4
209件のお客様レビュー
第26回 大藪春彦賞 受賞作。トヨタ自動車がモデルなのか? 大手自動車メーカーユシマでは、過酷な労働環境で、非正規の労働者は、使い捨ての安価な部品のように取り扱われてきた。 4人の非正規労働者は、夏休みのある日、工事の班長に誘われて、千葉県の笛ヶ浜にて、自分たちの置かれている労...
第26回 大藪春彦賞 受賞作。トヨタ自動車がモデルなのか? 大手自動車メーカーユシマでは、過酷な労働環境で、非正規の労働者は、使い捨ての安価な部品のように取り扱われてきた。 4人の非正規労働者は、夏休みのある日、工事の班長に誘われて、千葉県の笛ヶ浜にて、自分たちの置かれている労働環境、理不尽な扱いについて理解し、大きな衝撃をうける。 一方、ユシマ側では、労働組合を組織しようとしている非正規労働者達4人を、メーカー社長、政治家、キャリア官僚らで、共謀罪で標的にし、彼らの行動をなかったものとしようと画策する。 社会派の見事な作品。実際にはここまでとは思わないが、非正規労働者の日本の実態には、確かに目に余るものがあるのかもしれない。
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オーディブルで。 発端の夏、の章で 豚の蚊取り線香、上等の桃にかぶりつくこと、畳の部屋、夕立に海で泳ぐ、その後のにぎりめしと熱い味噌汁、友達になりつつある同僚との会話。 それだけで、その夢のような空間があったという記憶だけで、生きていけそう。 それから、人生の長さは人によって...
オーディブルで。 発端の夏、の章で 豚の蚊取り線香、上等の桃にかぶりつくこと、畳の部屋、夕立に海で泳ぐ、その後のにぎりめしと熱い味噌汁、友達になりつつある同僚との会話。 それだけで、その夢のような空間があったという記憶だけで、生きていけそう。 それから、人生の長さは人によって随分違う 彼らの闘いに、希望はあると思いますか? 彼らには怒りがある。わたしは、怒りは希望だと思っている。 *** 第六章 力なき者たちの力 ラストあたり お前も常々言っていたじゃないか。日本には、民主主義は根付かなかったとな。 確かに、と萩原は思った。それは、この国の民主主義が、国民の手で勝ち取られたものではなかったからだ。民主主義は、人間の長い歴史の中で、民衆が王や宗主国などの巨大な権力と戦い、革命や戦争による犠牲も厭わず、もぎとってきたものだ。しかし、この国はそうではない。広島、長崎と原爆を投下されようやく敗戦を迎えた後に、民主主義もまた、投下されたのだ。突如として、想像もしなかったような景色がひらけた。臣民が国民となって、国家の主権を持ち、大人も子供も老人も国のために死ねと命じられることがなくなったのだ。一人ひとりの人権が保証され、女性に参政権が与えられ、労働法が作られ、国民は健康で文化的な生活を営む権利を有するまでになった。 しかし、投下された民主主義が根付くことは、ついに無かったのだ。既に選挙制度すらまともに機能していない。主権者(主権者とは、国家の政治のあり方を最終的に決定する最高の権力(主権)を持っている者のことです。現代の日本をはじめとする民主主義国家においては、私ほかの国民が主権者です。google aiによる)の責任を果たしているものは半数そこそこで、結果として国の行く先を決めているのは無関心なものらなのだ。政治家という名の利権分配屋は何をしても処罰されること無く、もはや法治国家ですらなくなりつつある。 この国の人間には、社会、という概念が無いのだ。あるのは帰属先だけ。自分のいる会社、自分のいる学校、自分のいる家族。顔の見える相手が居て、息苦しい人間関係に縛られた帰属先しか無い。そもそも、社会という概念が無いのだから、社会にどれほど醜悪な不正義や不公正が蔓延しようと自分に実害がない限り無関係な事象でしか無いのだ。 ***** 確かに、と思った。 そうか、日本は民主主義を根付かせられなかったのか。 言われてみればそのとおりだった。殴られたような気分だった。 そうだ、気づいていないのだ。 だからか知識を身に着け自分で考えることをはじめた若者たちが、 とてつもなく眩しく、希望の光に見えるんだ。 知り、自分に照らし、考えて出した答えは、もう誰にも奪われない、 そのことをわたしも知っている。 傷の癒え方はひとそれぞれで、環境にもその人のタフさにもよるだろうけど、 進むことでたぶん、傷も癒えてゆくんだろうなと思えた。
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たくさん勉強をされて書かれたものなんだと思う。知らないことがいっぱいあって恥ずかしかったし衝撃だった。小さな一人一人の想いが大きな一つになって、きっと届くよね?
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