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アメリカン・マスターピース 準古典篇 柴田元幸翻訳叢書
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アメリカン・マスターピース 準古典篇 柴田元幸翻訳叢書

アンソロジー(著者), 柴田元幸(訳者)

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アメリカン・マスターピース 準古典篇 柴田元幸翻訳叢書

定価 ¥2,640

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 スイッチ・パブリッシング
発売年月日 2023/07/11
JAN 9784884186173

アメリカン・マスターピース 準古典篇

¥1,980

商品レビュー

4.5

6件のお客様レビュー

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2024/03/20

『翻訳文学試食会』からのスピンオフで、柴田訳の世界を堪能するために、古典編に続き読了。 フォークナー『納屋を焼く』は、物語の始まりが唐突過ぎて世界に入るのが少し難しかった。他方、『ローマ熱』は、中盤から後半にかけて、女性同士の過去の因縁があまりに生々しくて、読み応え十分。 ウェル...

『翻訳文学試食会』からのスピンオフで、柴田訳の世界を堪能するために、古典編に続き読了。 フォークナー『納屋を焼く』は、物語の始まりが唐突過ぎて世界に入るのが少し難しかった。他方、『ローマ熱』は、中盤から後半にかけて、女性同士の過去の因縁があまりに生々しくて、読み応え十分。 ウェルティ『広場でのパーティ』、オルグレン『分署長は悪い夢を見る』は、黒人を人とも思っていない当時の(当時の、であってほしい)、人種差別の”当たり前感”に、目を背けそうになってしまった。

Posted by ブクログ

2024/01/02

フォークナーの「納屋を焼く」を読みたかっただけなのだが、柴田元幸が選りすぐって翻訳しただけあってどれもとてもおもしろかった。イーディス・ウォートンの「ローマ熱」とか、笑ったけどぞぞっともする。

Posted by ブクログ

2023/10/30

アメリカにおける第二次大戦の前から戦中くらいの時期の名作といえる作品の収められた翻訳集。 名前くらいは聞いた事がある作家が並んでいて、実際には読んだこともなかった人がほとんどだったので、読めてよかったと思う。 個人的に特に面白かったのは『ローマ熱』で、再会した幼なじみ女性2人...

アメリカにおける第二次大戦の前から戦中くらいの時期の名作といえる作品の収められた翻訳集。 名前くらいは聞いた事がある作家が並んでいて、実際には読んだこともなかった人がほとんどだったので、読めてよかったと思う。 個人的に特に面白かったのは『ローマ熱』で、再会した幼なじみ女性2人が1人の男性をめぐって、それまで相手に知らせていなかった過去を打ち明けるというもの。 2人の心情やひりついた空気感が伝わってくるようで、名作には色あせないものがあると感じた。 また、最後の方に収められていた作品には、『広場でのパーティ』といったアメリカとは切り離せない人種差別に関わる内容を扱った作品も収められており、 これらが本当にすべて過去のものとなることを祈らずにおれない。

Posted by ブクログ