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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/07/19 |
| JAN | 9784309031279 |

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商品レビュー
3.5
101件のお客様レビュー
良かった 二次創作サイトに没頭してたのって、思えば辛い現実から逃げて私だけの安全地帯に行く為だったのかもしれないなと思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
好きな作詞家さんによる夢小説にまつわる話ということで、以前から気になっていた作品。芥川賞候補作は自分には難しく読み進めるのに苦労することが多いなか、こちらは珍しく一気読みしてしまった。(時系列が交互に入れ替わるから、年齢の計算をするのが少し大変だったけど) オタクの色んな思想について夢小説を通して描いた話なのかと思っていたら児童ポルノに繋がっていって、想像以上に社会派な内容だった。名前をテーマに夢小説をフックにする発想がさすが児玉さんという感じ。 主人公は##NAME##=何者でもないただの自分、つまり石田雪那でも、石田せつなでも、ゆきじでも、ゆきでもない自分でいられるから夢小説にハマったのだろうか。 何も知らない人から見たら闇にしか見えない中にも当人にとっては光があって、そこで自分らしくいられる自分に名前を付けてくれた君をずっと思ってる、というのに胸が締め付けられた。何も知らない人たちにその頃のことをとやかく言われて、大事な思い出を汚されたくないよね。最後の2行が歌詞っぽくてものすごく好き。 公園のシーンで主人公たちと一般的な子どもたちが光と闇の対比になってるところも、映像美を感じて印象的だった。 夢小説の内容まで詳しく書かれているのは何でだろう?と考えてみて、その内容がアレックスと夢主しか知らない2人だけの密やかな日常の話だったから、もしかしたら主人公にとっては美砂乃ちゃんと過ごした「ゆき」としての日々が夢小説のようなものだった、という構図になっているのかな?と思ったり。 読後に時間が経ってからジワジワと味わい深さが募ってくる作品だった。
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細やかな繊細さを感じられる小説。 名前を変えることが、今の自分(それが仮のものであっても)の存在も変えられるのでは、と願っている。 名前というレッテルとか、呪縛とかうを思い出させる秀作です。 言葉選びの冴えも素晴らしい。
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