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十二月の十日 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/07/06 |
| JAN | 9784309467856 |
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十二月の十日
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商品レビュー
3.5
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
12月になったら読もうと思っていたけどあえてクリスマスシーズンに読む本ではなかったかも…(汗)原書刊行は2013年。短篇集。 バッドエンドの中に少しのハッピーエンド、それはまさに人生じゃないだろうか。 個人的に気になった作品↓ 子犬 救いたい形をしていない人の話。 センプリカ・ガール日記 「読み落とした?」って混乱しました。調べちゃいますよね、SG。普通の格差のある生活の中のディストピア。 わが騎士道、轟沈せり 途中までは面白く読んでいたらあっという間に社会的に死んでいた、怖い 十二月の十日 読み終わって少しホッとした。本書の最後がこの作品で良かった。
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不思議な魅力たっぷりの短編集。 報われない人々の様々な日常がそこにはありました。もちろんフィクションなんだけど、ここに書かれている主人公たちの心情、それが今の世の中だよなぁなんて妙に納得させられます。 いい本に出会えたな、と感じる短編集でした。
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決して自分の望んだ環境ではない中で生きる主人公たちが、自分のコントロールの外にある大きなうねりに翻弄されながらも不器用に生きてゆく。人生のやるせなさに打ちひしがれながらも懸命にユーモアにあろうとする姿に心打たれるであろう。
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