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じぶん時間を生きる TRANSITION
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | あさま社/英治出版 |
発売年月日 | 2023/07/03 |
JAN | 9784910827018 |
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商品レビュー
3.8
35件のお客様レビュー
回し車の中のラットレースから出るために。「自分モード」の思考、「Outside- in」ではなく「Inside-out」な思考や生活スタイル。そんな選択肢にしっかり持って過ごしていきたい。
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以前、友人が著者の友人でもあるということで紹介してもらった1冊。コロナを経て東京から軽井沢に移住した著者の気づきを中心に、ブレーキをゆるめることとその効能について書いていて、これは自分も港区から多摩地域と距離は短いものの拠点を移した身なので、立川でも共感できることも結構あったなと...
以前、友人が著者の友人でもあるということで紹介してもらった1冊。コロナを経て東京から軽井沢に移住した著者の気づきを中心に、ブレーキをゆるめることとその効能について書いていて、これは自分も港区から多摩地域と距離は短いものの拠点を移した身なので、立川でも共感できることも結構あったなと。意外な発見だったのは、親子が一緒にいれる時間の話。母親で7.5年、父親では3.3年。意外にそんなもんなんだなと、両親が健在の間に何ができるだろとか考えたのでした。
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コロナ禍の雰囲気が嫌いではなかった。 そして、この本には、その時の空気感が封印されているような感じだ。他者と付き合うほど、誰かの期待や価値観と中和される分、身を削りながら、あらゆる集団に適した組織人を演じることになる。あの閉鎖的なディアスポラな状態こそ、自分と向き合うには最適だっ...
コロナ禍の雰囲気が嫌いではなかった。 そして、この本には、その時の空気感が封印されているような感じだ。他者と付き合うほど、誰かの期待や価値観と中和される分、身を削りながら、あらゆる集団に適した組織人を演じることになる。あの閉鎖的なディアスポラな状態こそ、自分と向き合うには最適だったのだと思う。 ー 外的要因による変化を「チェンジ」という。会社から転勤を言い渡された。結婚したり、子どもが生まれた。離婚した。大事な人と死別した。これらは、「チェンジ」だ。それに対して、もうひとつの変化がある。それが、内的要因による変化「トランジション」である。 本当の自分や自分探しなんて旅をしながら求めるのではなく、部屋に閉じこもって他者からの影響を排除した所にポツンと存在するのかもしれない。その存在を見つけ、取り戻すのだ。その丸裸の自分は、変化と言えば変化かもしれない。 ー 瞑想に代表されるマインドフルネスは、未来のことを考えずに、「今・ここ」に意識を向ける。世の中には様々なマインドフルネスの方法があるが、その共通点は、呼吸に意識を向けるものであることが多い。この理由は、身体が感じている「今・ここ」に意識を向けるようにするためだ。これは、カイロス時間への切り替えをするためのひとつの方法だろう。 何もしない時間には記憶を呼び起こすインデックスがない。だから、空白の記憶として、時間はあっという間に過ぎた感じになる。知覚する刺激の量が多く、代謝が高いほど時間を長く感じやすいという。コロナ禍は、多くの人の時間をスキップさせたのだろう。思い出もないまま、大人になった切ない世代。そう考えると戸惑う。人間という社会的生物にとっては、自分らしく生きる事が却って空虚なのだろうかと。
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