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青瓜不動 三島屋変調百物語九之続
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2023/07/28 |
| JAN | 9784041121603 |

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商品レビュー
4.3
136件のお客様レビュー
おちかから聞き手が変わってから一番良かったと思えた巻だった。 「青瓜不動」の話が好きすぎてずっとそこばかり読み返していた。かわいいうりんぼと富次郎の奮闘からのおちかの出産でわけもわからず泣けてくる。 そういう温かい話からの「だんだん人形」への落差がすごい。たまにこういう残酷な話...
おちかから聞き手が変わってから一番良かったと思えた巻だった。 「青瓜不動」の話が好きすぎてずっとそこばかり読み返していた。かわいいうりんぼと富次郎の奮闘からのおちかの出産でわけもわからず泣けてくる。 そういう温かい話からの「だんだん人形」への落差がすごい。たまにこういう残酷な話が出てくるのが百物語らしいなと思う。 超個人的な理由で一番泣けてしまったのが「針雨の里」で、人ならざる者たちの人への愛が理由というのもあるけど、その話を聞いて胸を打たれて泣く富次郎に感情移入してしまった。 やっぱり描きたい、という正直な気持ちが最近の自分と重なって(絵を描くのが好きだけど辞めていた)、挿絵の富次郎と共に泣きました。 シリーズ長くなって来たけど、続きが読みたいと思える終わり方だった。富次郎の成長が楽しみ。
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図書館にて 表題作が1番好き。 だんだん人形は辛いけどかっこいい。 後半は小旦那にいちゃん葛藤の話かな、腹が括れそうでよかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
目次 ・青瓜不動 ・だんだん人形 ・自在の筆 ・針雨の里 百物語とはいえ、人に仇なすのは『自在の筆』くらいで、他の3編は懸命に生きる人を支えるような妖。 だから、読後感は悪くない。 『青瓜不動』は、おちかの安産を願って三島屋にやって来た。 おちかが悪いわけではないけれど、殺意に至るほどの人の悪意を浴びてしまったおちかが、出産という大事にふっとあの世に呼ばれてしまわないように。 そして、温室育ちの富次郎、頑張る。 『だんだん人形』もまた、人の命を助ける怪異というか…まあ、人形なのだけど、その人形が作られた経緯が本当に読んでいてつらくて。 子どもが大変な思いをしながら頑張って頑張ってなした結果がこの程度か、と、文三郎だけではなく私も思ったけれど、多分事実は言い伝えよりももっとむごかったろうという富次郎の解釈もまた、真実なのだと思う。 『針雨の里』は切ない幕切れだったし、つまりは無念が生んだかりそめの幸せとも言えるけれど、そこで育てられた子どもたちは世の中を生きていく術を身に着けてもらったのだから、やっぱりよかったんだよね。 で、さあ、『自在の筆』よ。 自分の力を最大限に引き出してくれる絵筆。 そりゃあ、画家になりたい富次郎には、喉から手が出るほど欲しいものだろう。 しかしその筆は人の血を欲するのである。 素直で優しい富次郎は、その筆の力を見聞きして「もう二度と描かない」と思い定める。 自分の意志では如何ともしがたい強い思い。 自分にはその覚悟がないことを思い知ったのだ。 けれども、百物語を聞きながら、富次郎はやっぱり絵を描きたいと思うのだ。 人の心を持つ化身たちの笑みと涙、その尊さ、その優しさを描きたい、と。 描きゃあいいじゃん、と私は思うが、次巻では如何に?
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