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その霊、幻覚です。 視える臨床心理士・泉宮一華の嘘 文春文庫
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その霊、幻覚です。 視える臨床心理士・泉宮一華の嘘 文春文庫

竹村優希(著者)

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その霊、幻覚です。 視える臨床心理士・泉宮一華の嘘 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2023/07/05
JAN 9784167920647

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商品レビュー

3.2

7件のお客様レビュー

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2024/09/08

霊能一族に生まれ強い霊能力を持つも、女であるという一点で同業の嫁となることしか求められない一華の、反骨精神物語。 振り回されたくない一心で臨床心理士になり、霊障を『幻覚』と言い続ける彼女。 しかし、霊能探偵の翠に脅され協力関係に持ち込まれ、結局霊障対策をする事になる。 気が強い...

霊能一族に生まれ強い霊能力を持つも、女であるという一点で同業の嫁となることしか求められない一華の、反骨精神物語。 振り回されたくない一心で臨床心理士になり、霊障を『幻覚』と言い続ける彼女。 しかし、霊能探偵の翠に脅され協力関係に持ち込まれ、結局霊障対策をする事になる。 気が強い主人公なので、様々な葛藤に怒りのエネルギーで対処していくのは小気味良かったです。

Posted by ブクログ

2024/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーん。何となくテンポよく読み進んでいきづらい作品だったかもしれません。高名な霊能力者家系の蓮月寺の長女として高い霊能力を持って生まれた一華の協力を得て、霊を視る力を奪われたこれまた高名な霊能力者家系の長男、二条院翠が視力を取り戻す為に視力を奪った危険な霊を探していくお話ですが、せっかく設定は面白いのに、竹村さんのお話にしては怖さが足りなかったような気がします。(単に自分の想像力が足りないだけかもしれませんが。)竹村さんのお話では「丸の内〜」も読んでいますが、あちらの作品の方が想像力を掻き立てられるというか、読んでいてゾクゾクするような怖さがあり、面白いです。おそらくですが、「丸の内〜」の方が生きている人間の悪意が感じさせられる背景がある分余計に怖く感じるのかもしれません。この作品の場合は、亡くなった人間の無念とか悪意だったりするので、個人的には生きている人間の方が怖いということなのでしょう。もう一つ「丸の内〜」と違うのは、主要登場人物である翠が幾つもの式神を従えているという点。式神の中には亡くなった人間の霊がいたり動物霊がいたりします。そして、その式神達が危ない霊と対峙する場面で活躍してくれたり、そうでなかったりします。この1巻ではまだ2体の式神しか出てきていないので、今後どんな式神達が登場して、一華と翠の2人がどんな危険な霊に遭遇して視力を取り戻していこうとするのか2巻以降に期待します。

Posted by ブクログ

2024/07/04

「第一章」 スクランブル交差点に立つ地縛霊。 幻覚であり気のせいだと言ってしまった以上、その根源を絶たなければ嘘つきになってしまうもんな。 「第二章」 トンネルの中で恨み続ける者。 危険な相手だと認識したというのに、大事な局面で気を抜いてしまい攫われるなんて油断し過ぎだろ。 ...

「第一章」 スクランブル交差点に立つ地縛霊。 幻覚であり気のせいだと言ってしまった以上、その根源を絶たなければ嘘つきになってしまうもんな。 「第二章」 トンネルの中で恨み続ける者。 危険な相手だと認識したというのに、大事な局面で気を抜いてしまい攫われるなんて油断し過ぎだろ。 「第三章」 オカルトサークルの末路。 どこまで本格的にやったのか分からないが、もし成功したとしても命に関わる可能性は考えないのか。

Posted by ブクログ

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