金曜日のあたしたち

濱野京子(著者)

• 販売会社／発売会社: 静山社
• 発売年月日: 2023/06/22
• JAN: 9784863897717

商品レビュー

2024/09/21

第一志望の高校に落ちて、希望とは違う高校に通うことになった陽葵。駅前で気候変動による環境問題を訴えている高校生のグループに遭遇する。そのグループは陽葵が落ちた高校の生徒達。劣等感に苛まれながらも近づいて行く。
入学した高校では馴染めず、仲の良い友達も出来ない。そりゃここは私のいる場所じゃ無いって思っているんだから仕方ない。
しかし、このグループの男子から気候変動の事について書かれた本を紹介されて関心を持ち、そこから友達との関係も深まっていく。クラスでも浮いた存在だった陽葵が文化祭で気候変動についての展示等を行うことになり、仲間も増えていく。
環境問題にはそれなりに関心があり、出来ることはしているつもりだが、まだまだだなあ、と読んでいて思った。私一人が、って思うけど小さい力が大きな力になるんだ。
陽葵の自分の高校に対する考え方には納得出来ないが、その中で仲間が出来たのは良かった。その辺りがもうちょっと上手く描がかれていると良かった。最後まで自分の高校に対する陽葵の愛着が感じられなかったのは残念だ。

2024/09/06

表紙が可愛らしくて読んでみたけど、濱野さんぽい、社会問題を扱ったお話なのかな。
地球温暖化、気候変動、気候危機。知ってるようで知らないことばかり、私も"のんき"なんだろうな。
陽葵の行動力、かっこいい。知らないことを知ることや自分の考えを伝えることってエネルギー使うから、すごいと思う。陽葵と涼真のらしい雰囲気もよかった。

2024/06/27

気候に関するお話で少し難しかったけどそれ以上に面白かったです。
恋の要素も入っててすごく夢中になれました。