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国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に
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国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に

安田菜津紀(著者)

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国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ヘウレーカ/トランスビュー
発売年月日 2023/05/08
JAN 9784909753151

国籍と遺書、兄への手紙

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商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2025/01/12

TBSラジオやYouTubeでお話を聞いてファンになったので読む。日本という国が、マイノリティにとっていかに生きにくい場所かということがわかった。中傷を受けても著者のように声を上げつづける人がいることが救い。救われるだけじゃなく、わたしには何ができるだろうと考える。 在特会の人...

TBSラジオやYouTubeでお話を聞いてファンになったので読む。日本という国が、マイノリティにとっていかに生きにくい場所かということがわかった。中傷を受けても著者のように声を上げつづける人がいることが救い。救われるだけじゃなく、わたしには何ができるだろうと考える。 在特会の人たちはきっと、自分自身の人生があまり幸せじゃないのだろうなと思った。辛さのはけ口を、立場の弱い人たちに求めているんだろうな。

Posted by ブクログ

2024/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・だからとりわけ身の振り方に気を付けなさい。それがマイノリティとして生きるということなのよ、努力しなさい ・おい、撮れ、この子たちがスナイパーに見えるか?兵士に見えるか?そう見えないなら、ちゃんと撮れ ・お前は!戦争という手段を使って、一部の人間だけで幸せになろうとする奴らを認めるのか! ・静寂を取り戻した駅で、立ち止まって考える。私たちは犠牲を生み出した100年前の社会から、半歩でも前に進めているのだろうか。 ・こうして自分が日本社会で「マジョリティ」でいる限り、差別やヘイトの問題を考えなくて済んだ。 ・「見なければいい」というのは、被害を受けた側だけが日常的に不利益をこうむり続けることを意味している。

Posted by ブクログ

2024/09/09

日本人の家庭に育ったと思い込んでいたら、実は父は、在日二世だったと知った著者。父と異母兄との関係の不思議さも、今となれば理解できる。 自分のルーツを探る旅は、苦労の連続。テレビのコメンテーターとして活躍してる著者へ、その出自を絡めた、心無い中傷が届く。 自分は極めてフラットな感覚...

日本人の家庭に育ったと思い込んでいたら、実は父は、在日二世だったと知った著者。父と異母兄との関係の不思議さも、今となれば理解できる。 自分のルーツを探る旅は、苦労の連続。テレビのコメンテーターとして活躍してる著者へ、その出自を絡めた、心無い中傷が届く。 自分は極めてフラットな感覚を持った人間だと思っているので、ヘイトスピーチや差別には嫌悪感がある。が、知らず知らずのちに、見て見ぬふりをしてるのではないかという、後ろめたさもある。家族の歴史を辿り、こうして本にして発表する、著者の勇気を賞賛したい。NHKにはファミリーヒストリー、という、著名人の先祖を探す番組がある。何本か見た記憶があるが、二世三世といった方を対象にした放送はこれまであったのだろうか?ふと、皮肉な気持ちで疑問に思ってしまった。 いろいろ心に残るエピソードや表現はあった。その中で、今の私に響いたのは、或高齢女性の「人間は朝起きて目的がなかったらダメ」と言うような、どうと言うことのないセリフだった。

Posted by ブクログ