国籍と遺書、兄への手紙 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
家族が亡くなるの辛いな。今は楽だといいな。 国越えて親族探すの大変だ。おじいさんの親族に会えてよかった。 族譜というものに女の名前は載らずただ女、妻など書かれるってあって衝撃的だった。
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安田菜津紀さんの活動に日頃から注目して、記事やコラムもわりと読んでいるので、なんとなく既に知っていることも多かった。 おばあさまの方のルーツが、女性だからはっきりしなかったことで改めて取り組むべき課題を確認されたようだ。いろいろな国内外の不条理な出来事を取材され、写真でも文章でも...
安田菜津紀さんの活動に日頃から注目して、記事やコラムもわりと読んでいるので、なんとなく既に知っていることも多かった。 おばあさまの方のルーツが、女性だからはっきりしなかったことで改めて取り組むべき課題を確認されたようだ。いろいろな国内外の不条理な出来事を取材され、写真でも文章でもわかりやすく伝えてくださる安田さんをありがたく思い、応援していきたい。
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SNSで著者の安田さんがヘイトスピーチの訴訟をされていることなどを目にしていて、ずっと関心を持っていた。 この本は安田さんがルーツを辿る「旅」の記録。 この記録を読むことで、在日コリアンという存在について多くの人が知らない(わたしも国籍に関する本を読むまで知らなかった)ために起...
SNSで著者の安田さんがヘイトスピーチの訴訟をされていることなどを目にしていて、ずっと関心を持っていた。 この本は安田さんがルーツを辿る「旅」の記録。 この記録を読むことで、在日コリアンという存在について多くの人が知らない(わたしも国籍に関する本を読むまで知らなかった)ために起きている数々の偏見や差別、国籍だけでなく性別によっても生まれている偏見や差別が根強く存在していることをひしひしと感じる。 そろそろ9月1日、今年は関東大震災から100年目で、大震災時に起きた朝鮮人大虐殺のこともしばしば耳にする。そして、東京都知事が頑なに追悼式典に追悼文を出さないでいることも。 国籍とか人種とかってなんなんだろうかと思う。
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ー感謝を込めて に この社会に存在する国籍や出自、ルーツや文化の「違い」は「なくすもの」でも「乗り越える」ためのものでもない。 だからこそ「皆、地球人」という、フラットに均してしまう語りにも違和感がある。違いが違いとして、ただそこに自然と存在することができる社会が、生き心地のい...
ー感謝を込めて に この社会に存在する国籍や出自、ルーツや文化の「違い」は「なくすもの」でも「乗り越える」ためのものでもない。 だからこそ「皆、地球人」という、フラットに均してしまう語りにも違和感がある。違いが違いとして、ただそこに自然と存在することができる社会が、生き心地のいい場所なのだと、私は思う。 と筆者の安田菜津紀さんが綴っておられる まったく、同感である。 この国では、 何も考えずぼんやりしていると いつの間にか「みんな」の中に組み込まれてしまい いつのまにやら加害者側に立たされてしまう危惧が おおいにある。 安田菜津紀さんの「写真」と「文章」は いつも その辺りのことを 興味深く じっくり考えさせてくれる。
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安田菜津紀さんは、ポッドキャストでお話をきいたり、他の人の書いた本の中で見つけたり、とにかく注目している人だ。まことに人間らしさにあふれている。 彼女が自らのルーツを巡る本書にも共感いっぱい。 私もヘイトなど許されるはずがないと強く思っている。
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