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ロッタの夢 オルコット一家に出会った少女 岩波少年文庫258
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ロッタの夢 オルコット一家に出会った少女 岩波少年文庫258

ノーマ・ジョンストン(著者), 谷口由美子(訳者), 平澤朋子(絵)

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ロッタの夢 オルコット一家に出会った少女 岩波少年文庫258

定価 ¥968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2023/06/19
JAN 9784001142587

ロッタの夢

¥330

商品レビュー

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2024/11/25

ドイツからアメリカにやってきたロッタの一家。しかし英語もろくに話せない一家にとってアメリカは「自由の国」ではなかった。学校にも行けず、日々の生活にも困ってしまったロッタたちに手を差し伸べてくれたのは『若草物語』の作者オルコット一家だった…。 1848年ドイツ革命(その結果としての...

ドイツからアメリカにやってきたロッタの一家。しかし英語もろくに話せない一家にとってアメリカは「自由の国」ではなかった。学校にも行けず、日々の生活にも困ってしまったロッタたちに手を差し伸べてくれたのは『若草物語』の作者オルコット一家だった…。 1848年ドイツ革命(その結果としてのアメリカへの移民)とオルコット一家が実際にボストンに住んでいた時期がちょうど重なっていたという史実をもとにした物語。テンポの速い臨場感あふれるストーリーに引き込まれます。移民の暮らしの過酷さ、彼らに向けられる差別的な態度に愕然とする一方で、それでも互いに助け合い、手を差し伸べる人たちも大勢いたことに救われる思いがしました。 またオルコット家の側も決して経済的に余裕があるわけではなく、父親は理想主義だが生活力はなく、報われないことも多い支援活動に理想と現実のはざまで葛藤するさまが『若草物語』のマーチ家よりも赤裸々に描かれていて一層真実味がありました。 物語の最後、新しい一歩を踏み出すロッタ。子供のころにこの本を読んでいたら、 「ロッタ、良かったね、頑張って!」と応援して本を閉じたことでしょう。でも大人になった今では、教育、女性の経済的自立、貧困、福祉、現代でもなお解決されたとは言い切れないさまざまな社会的問題にわずか13才の少女が立ち向かっていくのかと思うと手放しで「よかったね」とは思えない。『若草物語』という懐かしさに惹かれて軽い気持ちで手に取りましたが、いろいろと考えさせられる一冊でした。『若草物語』ももう一度改めて読んでみたいと思いました。

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2024/09/30

心を豊かに。 自分だけでなく、自分の周りの人々も、縁があり、関わることになった人々も、心が豊かになれるように。 疲れていても、うまくいかなくても、自分のことだけで頭がいっぱいになってしまって、自分本位にならないように。 それでも、どうしてもだめなときは、「驚き桃の木山椒の木」…で...

心を豊かに。 自分だけでなく、自分の周りの人々も、縁があり、関わることになった人々も、心が豊かになれるように。 疲れていても、うまくいかなくても、自分のことだけで頭がいっぱいになってしまって、自分本位にならないように。 それでも、どうしてもだめなときは、「驚き桃の木山椒の木」…でもこの言葉どこから出てきたんだろうな。 役者の言う、「珍訳」のひとつなのかもしれない。 神がいても、いなくても、自分に恥じない生き方をしたいということなのよね、みんな。 それができている間は、とても大変な状況だとしても笑顔でいられるのかもしれない。

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2024/08/07

オルコット一家がかなり理想的に描かれているのはともかく、当時のアメリカ東部でのアイルランド人移民の扱いがこんなだったのかと勉強になります。「風と共に去りぬ」で、南部では資産階級にもなりうるアイルランド系(スカーレットを含む)に対して、ヤンキー婦人の「いいアイルランド人の召使いを探...

オルコット一家がかなり理想的に描かれているのはともかく、当時のアメリカ東部でのアイルランド人移民の扱いがこんなだったのかと勉強になります。「風と共に去りぬ」で、南部では資産階級にもなりうるアイルランド系(スカーレットを含む)に対して、ヤンキー婦人の「いいアイルランド人の召使いを探している」という台詞があったのを思い出しました。言葉の壁、識字の壁というものが古くから移民にとって大きなものであったことが思われます。

Posted by ブクログ

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