銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件/奇妙という名の五人兄妹 創元推理文庫

アンドリュー・カウフマン(著者), 田内志文(訳者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 2023/06/12
• JAN: 9784488579074

商品レビュー

2024/11/20

書店でタイトルに惹かれて手にとって読んでみました。ファンタジー？って言っていいのかな？？と思ってしまうくらい、不思議なお話で。
何が何だか……と思いつつも、読み終わりはなぜか気分がスッキリしてるなんとも不思議な魅力が詰まってました。

2024/11/06

蔵書の整理がつかないため海外作家は遠慮気味だが、これはタイトルに釣られて購入

レーベルは創元推理文庫だが稀に存在する「推理」「ミステリー」抜きなので、そちらを求めている方には肩透かし
と書いたがよく見たらMじゃなくてF（ファンタジー）だった

デフォルト版カバーを買ったが、舞台版だったら手にしてないかな

展開はスピーディー
ストーリーテラーと発想力は評価したいがある意味なんでもアリの物語なので特に「推せる」本ではないかな

タイトルが気になった方、お暇ならどうぞ

2024/10/05

もともとは別々の2冊だったものを1冊にまとめて文庫化したものだそう。推理文庫から出ているがミステリではなく、世にも奇妙的な小説。「妻」「兄妹」という言葉が示す通り、どちらも家族に関するお話。

降りかかる超常現象が家族という共同体およびそれを構成する個人個人が抱える問題をより鮮明にしていくが、問題を乗り越える最後のひと押しはとても素朴な気付きや対話であったりするのが印象的だった。
「妻が〜」の方は4月に日本で舞台化していたようで、どう表現されていたのか気になる。
「奇妙と〜」は、私も三人姉妹の末っ子なのだが、読んでいるとなんだか姉たちに会いたくなった。