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運命の絵 なぜ、ままならない 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2023/06/07 |
| JAN | 9784167920579 |
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運命の絵 なぜ、ままならない
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運命の絵 なぜ、ままならない
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商品レビュー
4
9件のお客様レビュー
1枚の絵画を巡り、主題について、図像学的な決まり事について、描かれた当時の世相について、社会的・歴史的背景について、画家自身について、作品の現在地について、つまりありとあらゆることについて縦横無尽に語る。「怖い絵」からこのかたずいぶん読んだが、どれもおもしろくまた勉強になる。著者...
1枚の絵画を巡り、主題について、図像学的な決まり事について、描かれた当時の世相について、社会的・歴史的背景について、画家自身について、作品の現在地について、つまりありとあらゆることについて縦横無尽に語る。「怖い絵」からこのかたずいぶん読んだが、どれもおもしろくまた勉強になる。著者の筆力にも、西洋絵画の汲めども尽きぬ豊かさにも感服してしまう。 さて今回初めて知った主題のひとつが、「赦しの樹」に描かれるギリシャ神話。異国で女性と出会った男が、望郷の念に駆られて彼女のもとを去る。そのとき渡された「開けてはいけない箱」を開けたとき、悲劇が‥という話であるが。 これ、浦島太郎だよね!?浦島を彩る「亀の恩返し」「水底の竜宮城」「三百年の経過」などの派手な装飾を取り去れば、話の骨格はほぼ同じ(ということは、子どもに聞かせるような話ではないのかも?)。 さらに骨格も取り去って「異世界からやってきた開けてはいけない箱」に注目すれば、「パンドラ」や「舌切り雀」なども仲間だったり。なんとも興味深い。今後ちょっとこのパターンに注目してみようかなと思っている。
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1枚の絵から様々な世界が見えてきて、とても興味深かった。特にゴヤのゲリラの絵が印象的だった。 絵画鑑賞は背景知識があってこそ楽しめるものだと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『怖い絵』シリーズは、ある1枚の絵の対するエピソードを語っていくスタイルだったと思うが、この本はあるテーマやエピソードに対して複数枚の絵を紹介していくスタイル。 例えば男性のロマンティシズムを皮肉ったエピソードのときは、『新曲』を書いたダンテとベアトリーチェを描いた絵と、生き様がダンテに似てしまったある画家の自身のベアトリーチェなる女性を描いた絵を紹介している。 ダンテの生涯と、後者の画家の生涯を比較し、若くして亡くなった運命の人ベアトリーチェにロマンを馳せた彼らをばっさりぶったぎっている。 小気味い。 他にも有名な絵から無名の絵まで様々。 個人的にはゴヤの鬼気迫るゲリラの絵、そして手術の光景を描いた明暗の対照的な2枚の絵が印象的だった。
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