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機龍警察 未亡旅団 ハヤカワ文庫JA
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2023/06/06 |
JAN | 9784150315528 |
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機龍警察 未亡旅団
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商品レビュー
4.5
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ続巻を読むのが久々でも世界にスッと引き込まれる機龍警察。4作目も面白かったです。 チェチェンから女性だけのテロリスト集団が国内へ侵入し、各地で自爆テロを起こしていく…それは警察組織と政界を巻き込んだ大事件に。 機龍兵搭乗者3人が描かれてきたあとで、今作の中心は由起谷主任と城木理事官でした。2人とももの凄かった…特に、温厚だと言われてた由起谷さんの〈白鬼〉、凄絶でした。 でもそれがテロリストのカティアと呼応して。。ラストのお手紙、わたしも涙腺が… いつも事態から距離を置いて眺められてる気がしていた姿警部が、過去の戦闘を思い出して動揺していたのが印象的でした。 見せないだけで、心の傷が消えることはないのだろうな。キモノに搭乗してた敵だったとはいえ、子どもを殺した傷だし…… 分厚さに怯むけど、読み始めたらグイグイ読めてあっという間でした。
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日本に潜入した海外のテロ組織との戦い、 壮絶な自爆テロ テロリストのリーダーと日本に繋がりが! テキの存在の一端が! ほんとに面白い。 新宿鮫が好きな人は、ハマると思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ナレーターがシンジくんの声に変わり、キャラクターの把握に手間取ったが、女性の登場が多いこの作品ではかえって良かったかもしれないと思った。 ウクライナ戦争前からロシアにはどことなく薄気味悪い印象があったが、このシリーズを追うごとにその理由が明確になる。私はあまりにも知らな過ぎた。登場人物は存在しないが、この惨劇は存在している。 崇高な理想、大義の為に戦っていたはずのシーラが私怨に堕ちてゆく様、それを見抜き自己の罪に気づくカティアの描き方が見事だった。集団の目的はいつも巧妙に変容する。踏み越えてはならない一線は細すぎて見えにくい。気づいたときにはすでに止まれないほど加速している。 憎しみは人、つまり憎むことを止められない自分の存続をゆるし、愛は人、愛してしまった自分を殺す。愛が憎しみを消すのならば、憎むことでかろうじて生きながらえる自分は?愛しているなら殺さねばならない。憎む自分を。シーラはひなこからの手紙を読んだ時、そう思ったのではないだろうか。 「母」とは人間に強烈に備わっている概念だと思う。それは必ずしも産み落とした女性と一致しない。守り育む存在を「母」と呼び、思慕する心はこの世から消えるまでなくならない。 子を喰らう悪鬼は前作でも登場した。喰うということは、すなわち自分の為に利用すること。子供を利用する大人。それは今も溢れかえっている。利用する側には死んでもいきたくない。 カティアは生きられるだろうか。 この後も登場してくれるだろうか。 シロキは闇落ちするのか。 スガタのメンタルはもつのか。 次へ
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