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企業が求める“主体性"とは何か 教育と労働をつなぐ“主体性"言説の分析
定価 ¥3,520
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東信堂 |
| 発売年月日 | 2023/04/20 |
| JAN | 9784798918433 |
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企業が求める“主体性"とは何か
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
テーマと着眼点は面白い。 経団連、企業の人事部門、事業部門で、それぞれが「主体性」に内包している意味が異なっていることが明らかにされた。そんな状態なのに、就活生や若手社員に主体性なんて求めていいの?と問いただす本であると感じた。事業部門にまでインタビューしたのはなかなかすごいと思う。 そもそも主体性が必要だ!主体性を持ちなさい!というあなた自身は、主体性とは何かについて答え、自身が主体性を持っていると言えますか? 少し批判をすると、まず、この本では主体性という言葉が内包している「意味」を明らかにしているが、主体性の定義をしているわけではない。そのため、質問された側も自由に自らの主体性を述べることができ、研究が可能となっている反面、その語りが本来の主体性の定義からどれだけズレたものなのかを明らかにできない。したがって、結局主体性って何?という問いには十分に答えられず、モヤモヤ感が残ってしまう。 またここで登場する語りが、どれだけ信頼できるのかという問題もある。質問する側とされる側とのやり取りが捨てられ、語りだけが掲載されているため、読む側がどのような文脈でその語りが出てきたのかを追うことができない。 さらに、これは個人的な質的研究に関する態度が関わってくるが、この本は質的研究の中でも一般的な知見を明らかにしようとした研究だと感じた。なぜなら、得られた質的データから、似た語りを集め、そこから帰納的に1つの一般的な知見を得ようとしているからだ。そうした指針をとったため、とにかく短い語りを小刻みに多く出し、多く得られた語りを基に、知見を提出している。ただ、個人的にはこうしたやり方はあまり好きではない。少数の語りでも、そこから多くの情報と、その事例における論理や合理性を読み解きたい。
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出版社(東信堂) https://www.toshindo-pub.com/book/91843/ 内容・目次
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企業における「主体性」って、なんだろう?というのは、最近、気になるテーマの一つなのだが、ズバリそのもののタイトルのこの本を見つけ、読んでみた。 副題で「言説の分析」とあるので、社会構成主義的なアプローチかな?と思って読んだが、わりと普通のデータ分析がほとんど。 「主体」という...
企業における「主体性」って、なんだろう?というのは、最近、気になるテーマの一つなのだが、ズバリそのもののタイトルのこの本を見つけ、読んでみた。 副題で「言説の分析」とあるので、社会構成主義的なアプローチかな?と思って読んだが、わりと普通のデータ分析がほとんど。 「主体」というと、どうしてもわたしは、フーコーの「主体」の議論を期待してしまう。つまり、主体=subjectは、自立的で、エイジェンシーを発揮する「主体」であるとともに、従属するという2つの意味を持つ言葉であるということが頭に浮かぶ。 こういうのって、規律権力が内面化した自己監視の中にいる「主体」は、まさに会社においてリアルだと思っている。 著者は、一箇所、注で少しだけフーコーについて触れるが、分析は、経済団体の提言だったり、企業の就職案内で使われる単語の定量分析がベース。 そこまでだったら、あんまり面白くないと思うが、企業で働いている管理職のインタビューの定性分析が面白い。 面白いと言っても、そんなに突飛なことが語られるわけでなく、わたしも会社ではそんなこと思っていたと思うこと。 内容的には実感的に妥当な感じの地道な分析がずっと続いて、最後の方で、分析が統合されてみるとわりとびっくり。 企業の現場では、確かに「主体性」が求められているのだが、その意味する内容は変わってきていて、現時点では、主体的にテーマを設定して「思考」し、それを上司なりに「話」し、必要に応じて他者に働きかけ、チームとして課題に取り組むようにする、というのが、「主体性」として、求められることらしい。その背景には、上司も答えがわからない案件が増えているということがあるようだ。 で、上司はその主体性をどうやって獲得したかというと、それは最初からあるものではなくて、難しい仕事とか、前例のない仕事を与えられ、誰にも教えてもらえない状態の中で、自分で考え、行動するなかから獲得してきた能力のようなものらしい。 が、現代では、わりと最初から「主体性」を求められていて、常にチェックされている状態である。で、どうやってそれを育成するかというと、話しやすい環境を作ってあげたり、面談したり、安全な場を作ったりみたいな最近流行の活動がなされているということ。 で、そういう状態を「多様なサポートによる従属的な主体性育成」と著者は呼ぶ。 おお、ここで、フーコー的なsubjectの議論の伏線が回収されるわけねとちょっと感動した。 地味で、一見、当たり前のことを言っているようだが、これはわりと深い研究だと思う。もうちょっとこのテーマはキープしておきたい。
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