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眠りつづける少女たち 脳神経科医は〈謎の病〉を調査する旅に出た
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店 |
発売年月日 | 2023/04/28 |
JAN | 9784314011976 |
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眠りつづける少女たち
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商品レビュー
4.7
4件のお客様レビュー
脳に与える影響を深く知ることができた。韓国の少女の話は自分が納得というかこうだと思ったら医師の診断を自分の思っている診断を下してくれる医師巡りをし、著者に行き着くがやはり他の医師と同じ診断だが、何がそう引き起こしているのか、そして脳波などを調べ本人がこれからの人生きちんと歩めるよ...
脳に与える影響を深く知ることができた。韓国の少女の話は自分が納得というかこうだと思ったら医師の診断を自分の思っている診断を下してくれる医師巡りをし、著者に行き着くがやはり他の医師と同じ診断だが、何がそう引き起こしているのか、そして脳波などを調べ本人がこれからの人生きちんと歩めるようにしてあげたいという願いから入院させ説明するがきちんと本人に伝わらないもどかしさそして脳は受け入れなければこうだと思った行動に出る。 超音波で人を攻撃された外交官。大人で頭のいい人でも騙されて違う原因なのに攻撃されたと脳は信じ、他者も同じような症状がでて集団感染になる。 理由づけがないと不安になり少しでも似た症状があればこれだとおもい同じ症状になる。脳のすごさを知る機会となった
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生物・心理・社会的に精神疾患をとらえなくてはいけないのに、まさしく放っておくと意識的無意識的に生物的、心理的要因に重きを置いてしまう現代近代化社会の傾向をありありと感じた。人間ひとりひとりを著者がつぶさに書くことにより、リアルにひとりの人を想像し感じることができて非常に良かった...
生物・心理・社会的に精神疾患をとらえなくてはいけないのに、まさしく放っておくと意識的無意識的に生物的、心理的要因に重きを置いてしまう現代近代化社会の傾向をありありと感じた。人間ひとりひとりを著者がつぶさに書くことにより、リアルにひとりの人を想像し感じることができて非常に良かった。また、患者のためを思い奮闘しても思うように伝わらない著者のもどかしさも余す所なく書かれていて、医者としての真摯な姿勢を貫きながらも無力を感じていることをこんなにも赤裸々に描いていることに感動した。 生物・社会・心理、この3つを忘れずに意識的に考えていくことの大切さを改めて感じた。同時に、それを相手に伝えることの難しさを知りながらも、あがきながら伝えていく姿勢のなんとかっこよいことか。 オリヴァー・サックスの「火星の人類学者」を以前読んで抱いた感動が蘇ってきたと思ったら、まさかのスザンヌ・オサリバンがその後継者として注目されていると読後に知ってなるほどと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「病は気から」と言われても、簡単に”気”は変えられない…スウェーデン、ニカラグア、カザフスタン、コロンビア、キューバ、米NY州のル・ロイ。集団奇病を訪ねて世界を歩く。器官の機能に問題はない。かといって演技でもない。思い込みを指摘しても治らない。心が体に及ぼす作用は、想像以上に制御が難しい。生物だけでなく心理や社会という側面でも評価し対処しなければいけない。西洋医学が世界で通じるとは限らない。”おまじない”が功を奏することもある。自身の健康管理にも、人の病に向き合う時にも、心と体の奥深さを思い知らされる。
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