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辻村深月(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2023/06/30
JAN 9784041132166

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商品レビュー

4.4

511件のお客様レビュー

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2025/01/14

コロナ禍で『失われた世代』と言う言葉を見聞きする度に心が痛かった。でも、その世代の子たちが自ら考え、行動している姿が描かれていて、とても眩しく思えました。 親世代である私は、子どもたちを見守り、支えていた館長と先生たちに1番惹かれました。 「実際に失われたものはあったろうし、奪わ...

コロナ禍で『失われた世代』と言う言葉を見聞きする度に心が痛かった。でも、その世代の子たちが自ら考え、行動している姿が描かれていて、とても眩しく思えました。 親世代である私は、子どもたちを見守り、支えていた館長と先生たちに1番惹かれました。 「実際に失われたものはあったろうし、奪われたものもある。それはわかる。だけど、彼らの時間がまるごと何もなかったかのように言われるのは心外です。子どもだって大人だって、この一年は一度しかない。きちんと、そこに時間も経験もありました」 「きちんと、君らが考えたおかげでできたんだってとこを、あの子たちに、見せてやりたいです」 先生たちの熱い言葉に、こみ上げるものがありました。

Posted by ブクログ

2025/01/11

辻村さんって、コロナ禍の時学生だったっけ笑 なんでこうも、その時代の中・高校生の些細な気持ちや感情が分かるのでしょう。 これは特に、学生時代をコロナ禍で悔しい思いをした人に読んでほしい。

Posted by ブクログ

2025/01/10

望遠鏡、私も作ってみたくなった。作って、子どもたちと星を見てみたい。自分で作った望遠鏡で土星なんか見えちゃったら、興奮すると思う。いや、そんなにすごいものでなくて、小さくて持ち運びできるようなもののほうがかえっていいかもしれない…とか考えてみたりする。イチから作るのはやっぱりちょ...

望遠鏡、私も作ってみたくなった。作って、子どもたちと星を見てみたい。自分で作った望遠鏡で土星なんか見えちゃったら、興奮すると思う。いや、そんなにすごいものでなくて、小さくて持ち運びできるようなもののほうがかえっていいかもしれない…とか考えてみたりする。イチから作るのはやっぱりちょっと大変だから、市販のキット、買っちゃおうかなぁー。 子どもたちが小学になったら、五島にも行ってみたい。 小説は本当に世界を広げてくれて楽しい。 月は近所の星なのかーーー。ほとんど無意識レベルで、私は月と星を別モノだと思っていた。月が明るすぎるから、星がよく見えない、とか。これからは「他の星」がよく見えない、と言いたい。 望遠鏡を自作できる、望遠鏡には種類が色々ある、というのも知らなかった。土星の輪に隙間があることも、木星に衛星があることも。知らないことだらけだ。なんせ私は天文学にも星にも興味はない。プラネタリウムで起きていられたためしがない。そもそも、そう何度も行ったこともないのだけど。 一番最初のコロナ緊急事態宣言が発表されてから、今年で5年経つのか…。時が経つのはあっという間で、もはや懐かしい感じ。これはフィクションでありながら、フィクションじゃない。私も最初「未知のウィルスなんて、SFの世界かよ」と思っていた。まさかそれが自分の生活の中心になってしまうなんて。 本書は高校生が主役の青春モノ。中学生も出てくる。 その世代の方や、その世代の親世代にはリアルな話なのだと思う。教員をやっている人にとっても。私としては、教員を目指す人に、ぜひ読んで欲しいと思った。 いつか私の子どもたちも中学生になったときに読んで欲しい。先に読み終わった夫は、小学生の高学年で読んで欲しいと言っていた。何か夢中になれるものを見つけて欲しい。鉄道が大好きな夫は、常にそう思っている。私にはそういうものが何もないので、夢中になれるものを持っている人はたしかにとても羨ましい。 いや、夢中になれるもの、私も絶対持ってたはず。うみかのセリフを読んでいて思う。 才能がない、と思ってやめてしまったこと。 努力もせず、苦手科目だからと諦めてしまった教科。 どうせ役に立たない、と思ってしまったあれこれ。 好奇心を手放さなければ、もっと豊かな大人になれていたのかもしれない。今からでも、そういう大人になりたい。 もともと新聞小説だった、と初出を見て知った。 2021年、まだまだコロナ禍だった。もしリアルタイムで読んでいたら、私はどれだけ元気をもらったことだろう。 そのとき私は二人目の妊娠中だった。会社はコロナを機にリモートワークできるようになったけど、なんだかんだで出社しなければならず、幼い第一子も自分の体も守らないといけない、とガチガチに身構えていた。実家に帰りたくても「俺はいいけど、世間がなんて言うかな…」と父に言われていた。心がついていけない日々だった。そんな中で、辻村深月は前を向いてこの小説を書いていたのか、とハッとした。 今、私が中学生だったら。高校生だったら。辻村深月を読み漁っていただろう。今の中高生が羨ましい。私も小説の登場人物に自分をシンクロさせながら読みたかった。 読み始めたときに、そう真っ先に思った。 でも読後は、辻村深月と同世代でよかった、と思っている。同世代にこんな作家がいるというのが、単純に嬉しいし、心強い。この小説に出てくるような大人に、私もなりたい。 文庫になったら、解説を読みたい。誰が解説を書くかも楽しみで、そろそろ出るかな?と調べてみたら、2025年映画化決定、とあった。映画化する前に読めてよかった。 今日の保育園お迎えは、自転車を使わず歩いて行こう。 子どもたちは月を見つけたり、星を見つけるのが好きだ。いつも急いでいて、自転車をすっ飛ばすので私は一緒に見られない。 だんだん太ってきた月を子どもたちと見つけよう。あの星が何なのか私にはわからないけど、明るい星だね、と言いながらいつもよりのんびり帰ろう。星より飛行機のほうが目立つ街なのだけど…。

Posted by ブクログ