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カティンの森のヤニナ 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2023/03/30 |
JAN | 9784309030975 |
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カティンの森のヤニナ
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
2023.12.3市立図書館 「戦争は女の顔をしていない」や「同志少女よ敵を撃て」など、独ソ戦のころに取材した作品の芋づるが伸びていった先にあり、読みたいと思っていた。図書館の順番がやっと回ってきたけど、年末のこのタイミングで読めるだろうか… けっきょく年末年始はまったく手もつ...
2023.12.3市立図書館 「戦争は女の顔をしていない」や「同志少女よ敵を撃て」など、独ソ戦のころに取材した作品の芋づるが伸びていった先にあり、読みたいと思っていた。図書館の順番がやっと回ってきたけど、年末のこのタイミングで読めるだろうか… けっきょく年末年始はまったく手もつけられなかったけど、いよいよ返却期限が迫って手にとったらあっというまに夢中になって、すぐ読み終えた。 独ソ戦とその後の世界情勢の中で長らく埋もれていた「カティンの森事件」でただ一人女性として巻き込まれたポーランドの飛行士ヤニナ・レヴァンドフスカの足跡をたどる数度の取材旅行と、それによって次第にわかってきる彼女と彼女の家族のたどった運命はあまりにドラマチックすぎて、まさに事実は小説より奇なりと感じた。いままでは漠然としていた「ポーランド」という国と人々のさまざまな点と点が繋がり線と線が立体化して、解像度がぐぐっとあがった気がするし、ロシアのウクライナ侵攻もまたこの独ソ戦の延長線上にある(あとがきに引かれているウクライナ市民の言葉)ということも、すごく腑に落ちた。 10歳でテレビ番組の子ども特派員として(今にして思えば)崩壊目前のソ連を訪問/取材したというのが原体験になって、ノンフィクション作家の歩みを進めている著者自身も興味深く、前にちょっと話題になったときにはスルーしてしまった「グッバイ、レニングラード」も今度読んでみたいと思う。
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カティンの森事件の唯一の女性の生い立ちをたどるノンフィクション。ポーランドで有名な将軍が父親であるヤニナの生涯を追うことは、ポーランドの近現代史を知ることであった。 第二次世界大戦以降のソ連(ロシア)と東欧諸国の長く深い対立へとつながっているのだと感じだ。
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歴史の狭間、カティンの森の虐殺の犠牲者の唯一の女性、バイロットの生涯を追いかけるスケールの大きなノンフィクション。 ソ連とドイツの間、歴史に翻弄されるポーランドを舞台としたノンフィクション。
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