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「AV女優」の社会学 増補新版 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 青土社 |
| 発売年月日 | 2023/04/26 |
| JAN | 9784791775521 |
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「AV女優」の社会学 増補新版
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
2013年に出版された時点ではAV女優という職業は、さほどステイタス高いものでなかった。 主演スターは「単体」と呼ばれ、月1、三日間拘束サイクルで百万前後、現場で現金払い。デビュー作が最高で1万本程度、が普通。記録的増刷で次回作期待度がアップしても追加ボーナスはない。ほかにサイン...
2013年に出版された時点ではAV女優という職業は、さほどステイタス高いものでなかった。 主演スターは「単体」と呼ばれ、月1、三日間拘束サイクルで百万前後、現場で現金払い。デビュー作が最高で1万本程度、が普通。記録的増刷で次回作期待度がアップしても追加ボーナスはない。ほかにサイン会などのイベントを1日数万円で務める。こうした慣行は教えられることなく、また撮影以外で女優同士が交流することは嫌がられる/単体契約が打ち切られると個別作品への面接で助演の機会を求める「企画」の身分となる/AVには例外なく主演女優のインタビューが付いてるという(男のスケベ心の一端か)。自由に話すうちにエンタテイナーの自覚ができることもあるし、「兄に犯された」などハナシをでっち上げることもある(デッチアゲが嘘かもしれない) 増補では「出演を強制された」事件に対して異例に素早く行われた法改正について見解が述べられている
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作者の他の作品を経てから読むと文体がまだ定まってないというか混ざってるのが興味深かった。サブタイトルにあるように自らを語っている具体的な声のサンプルが欲しかったけど、これはサンプル収集ではなく収集したものから持論を組み立てている論文なのでしょうがないか。
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サブタイトルに 「なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか」 とある。 その答えの一つは「それも仕事のひとつだから」。 第6章「動機を語る動機」にそれは詳しい。 「性的欲望喚起としてのコンテンツ」 「語り演出するという業務」 「戦略として語り」「自己陶酔」。 ただ本書に一貫しているのは...
サブタイトルに 「なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか」 とある。 その答えの一つは「それも仕事のひとつだから」。 第6章「動機を語る動機」にそれは詳しい。 「性的欲望喚起としてのコンテンツ」 「語り演出するという業務」 「戦略として語り」「自己陶酔」。 ただ本書に一貫しているのは 「複雑にからみあった」 「きれいに峻別するのは難しい」(P16) という立場。単純ではない、複雑なのだ。 だから視点が経済学、倫理学、社会学を自由に 行き来し、多角、深みを増す。 根底に著者の、AV女優(セックスワーカー)への純粋な 興味があるのだろうと思っていたが、 この点に関しては『限界から始まる』 での上野千鶴子の本書への指摘が鋭い。 「『経済的強制』によらずに、 好奇心や反発心、挑戦的な気持ちや、あるいは 自傷動機から参入してくるあなたのような若い女性」 「性の市場のジェンダー非対称性をよく知っているから こそ、そのしくみを逆手にとってつけこもうとする 女性たち」(P28)。 「人間の愚かさよりは、けなげさやいじらしさを たっぷり学ぶ方が、どれほどよかったでしょう」(P31) というのも共感できる。 「シニシズムは結局、何も生み出しません」(P31) 気持ちいい位明快だ。
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