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小説小野小町 百夜
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小説小野小町 百夜

髙樹のぶ子(著者)

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小説小野小町 百夜

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版
発売年月日 2023/05/19
JAN 9784296118021

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商品レビュー

3.6

14件のお客様レビュー

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2024/06/30

紫式部や清少納言が取り上げられているが、あえての小野小町。1000年前からの美貌と才能の象徴として、現代でも〇〇小町という呼び名が使われるほどの人物。残された和歌のうち、本当に小町が詠んだのは20にも満たないという。当時の和歌は、恋心だけでなく、親への愛情や友への友情、尊敬、拒絶...

紫式部や清少納言が取り上げられているが、あえての小野小町。1000年前からの美貌と才能の象徴として、現代でも〇〇小町という呼び名が使われるほどの人物。残された和歌のうち、本当に小町が詠んだのは20にも満たないという。当時の和歌は、恋心だけでなく、親への愛情や友への友情、尊敬、拒絶など、あらゆる意思疎通を図るコミュニケーションの主要な手段。古い和歌を引用しつつ、いまの気持ちを伝えることができる才能が、コミュ力の高さの証明だった。何という奥深さ。五七五七七という限られた字数の中に、幾つもの感情を読み込む技法。和歌と古典の素晴らしさを再認識させてくれる。小野小町の伝説にも一石を投じ、新たな小町像を見せてくれる一冊でもある。それにしても、昔から男女のすることは一緒なんだなあと妙にハラ落ち。

Posted by ブクログ

2024/02/27

 平安初期、六歌仙の一人、絶世の美女とされた小野小町については、どのような人であったかは不明だという。この本は文字通り著者による「小説」以外の何物でもないと思う。 出羽国で中央貴族・文人の小野篁の庶子として産まれ、10歳で母と別れ、父の篁ともに宮廷に出入り、優秀な歌人として評判に...

 平安初期、六歌仙の一人、絶世の美女とされた小野小町については、どのような人であったかは不明だという。この本は文字通り著者による「小説」以外の何物でもないと思う。 出羽国で中央貴族・文人の小野篁の庶子として産まれ、10歳で母と別れ、父の篁ともに宮廷に出入り、優秀な歌人として評判になり、幾人かの男性との深い関係も。当時の恋愛は和歌・文の交換だったと聞いているが、正にそのようなやり取りが…。僧正遍昭、在原業平、文屋康秀らが登場する。重要人物として篁の義弟・良実が、京への案内者、運命的な夜の当事者、そして笛を聴きつつ雪の中で最期を迎える人として登場する。そして後の日の僧正遍昭もまた…。独特の雅文調が美しく源氏物語を思わせるような夢の世界を現出させ、2度の男女の契りの場面の描写が幻想的、雅びでありながら、それが更に艶めかしさを増して印象に残る描写である。最後は年老いた小町の出羽国への旅路で締めくくり、壮大な一代記である。

Posted by ブクログ

2024/02/22

小町と宗貞の恋物語は好きなのだけど、本作はいまいち響かず… 業平のときには気にならなかったが、独特な雅文が今回はあまり入り込めなかった。

Posted by ブクログ

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