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HHhH プラハ、1942年 創元文芸文庫
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HHhH プラハ、1942年 創元文芸文庫

ローラン・ビネ(著者), 高橋啓(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2023/04/28
JAN 9784488805029

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商品レビュー

3.8

31件のお客様レビュー

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2026/07/29

この本はどういう風に受け止めれば良いのか、迷うような小説てすね。 第二次大戦中に起きたナチス高官ハイドリヒの暗殺事件を取り上げていますが、いわゆる歴史小説のように作家が想像の羽根を伸ばしてストーリーを組み立てるのではなく、資料で確認された事実を丹念に記述し、かつ、その資料を探索す...

この本はどういう風に受け止めれば良いのか、迷うような小説てすね。 第二次大戦中に起きたナチス高官ハイドリヒの暗殺事件を取り上げていますが、いわゆる歴史小説のように作家が想像の羽根を伸ばしてストーリーを組み立てるのではなく、資料で確認された事実を丹念に記述し、かつ、その資料を探索する過程とそこでの思索や感想までが、みんな小説の一部になっています。 でも、それでいて退屈な自己満足ではなく、クライマックスに向けてぐんぐん加速して惹き込まれていきます。いつの間にか、自分も1942年のプラハにいるような緊張感や、ドイツ占領下の重い空気が伝わってくるようです。 ちょっと不思議な小説でした。

Posted by ブクログ

2026/04/07

だんだんと、ゆっくりとだけど確実に、語り手と共に1942年のプラハへと連れて行かれた。 他者について語ることの責任は、自分の中でいままでずっと大きなテーマだったから、ビネは歴史について、このように責任を持って語るのかと、非常に感銘を受けた。 加えて、この現代にナチについて語ること...

だんだんと、ゆっくりとだけど確実に、語り手と共に1942年のプラハへと連れて行かれた。 他者について語ることの責任は、自分の中でいままでずっと大きなテーマだったから、ビネは歴史について、このように責任を持って語るのかと、非常に感銘を受けた。 加えて、この現代にナチについて語ることも、大きな責任の伴う作業だと思う。それが小説という形式を取るなら尚更で、どうやったら真に責任のある文章を書けるのか、という問いに書き手が向き合い続けた結果なのだと思った。 ここまで真剣に書いてなお(真剣に書いたからこそか)、小説として読者を惹き込む魅力があった。文章の、物語の力を感じることのできる作品だった。

Posted by ブクログ

2026/04/03

読みやすい小説ではないので、四苦八苦しながらかなり時間が掛かりながらも読了。 歴史とは、フィクションとは、小説とはといった作者の考えが、物語の進行と絡み合うように混ざりながら進んでいく。物語を紡ぐとは何かという根本的な問いが、ナチス支配のチェコの歴史と共に語られていくところが非常...

読みやすい小説ではないので、四苦八苦しながらかなり時間が掛かりながらも読了。 歴史とは、フィクションとは、小説とはといった作者の考えが、物語の進行と絡み合うように混ざりながら進んでいく。物語を紡ぐとは何かという根本的な問いが、ナチス支配のチェコの歴史と共に語られていくところが非常に実験的に思えた。 このあとしばらくは読みやすい小説にをを出したいところ。

Posted by ブクログ

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