商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2023/04/28 |
| JAN | 9784488805029 |
- 書籍
- 文庫
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商品レビュー
3.8
30件のお客様レビュー
だんだんと、ゆっくりとだけど確実に、語り手と共に1942年のプラハへと連れて行かれた。 他者について語ることの責任は、自分の中でいままでずっと大きなテーマだったから、ビネは歴史について、このように責任を持って語るのかと、非常に感銘を受けた。 加えて、この現代にナチについて語ること...
だんだんと、ゆっくりとだけど確実に、語り手と共に1942年のプラハへと連れて行かれた。 他者について語ることの責任は、自分の中でいままでずっと大きなテーマだったから、ビネは歴史について、このように責任を持って語るのかと、非常に感銘を受けた。 加えて、この現代にナチについて語ることも、大きな責任の伴う作業だと思う。それが小説という形式を取るなら尚更で、どうやったら真に責任のある文章を書けるのか、という問いに書き手が向き合い続けた結果なのだと思った。 ここまで真剣に書いてなお(真剣に書いたからこそか)、小説として読者を惹き込む魅力があった。文章の、物語の力を感じることのできる作品だった。
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読みやすい小説ではないので、四苦八苦しながらかなり時間が掛かりながらも読了。 歴史とは、フィクションとは、小説とはといった作者の考えが、物語の進行と絡み合うように混ざりながら進んでいく。物語を紡ぐとは何かという根本的な問いが、ナチス支配のチェコの歴史と共に語られていくところが非常...
読みやすい小説ではないので、四苦八苦しながらかなり時間が掛かりながらも読了。 歴史とは、フィクションとは、小説とはといった作者の考えが、物語の進行と絡み合うように混ざりながら進んでいく。物語を紡ぐとは何かという根本的な問いが、ナチス支配のチェコの歴史と共に語られていくところが非常に実験的に思えた。 このあとしばらくは読みやすい小説にをを出したいところ。
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2014年、第11回の 本屋大賞・翻訳小説部門第一位受賞作。 ナチス第三の男/金髪の野獣と言われた ラインハルト・ハイドリヒの暗殺作戦を軸に描いたノンフィクション・ノベル。 ナチスドイツについては外側の情報が強すぎるせいで、 なかなか手の届かないその内側の一端に触れてみたくて...
2014年、第11回の 本屋大賞・翻訳小説部門第一位受賞作。 ナチス第三の男/金髪の野獣と言われた ラインハルト・ハイドリヒの暗殺作戦を軸に描いたノンフィクション・ノベル。 ナチスドイツについては外側の情報が強すぎるせいで、 なかなか手の届かないその内側の一端に触れてみたくて読んでみた。 率直な感想としては、これは小説というジャンルに分類していいのか、というところ。 作者の意識を仮託した「僕」が当時の場面を垣間見ていく。 資料に対して肉付けしていく作業が作家の見せ所だと思うのと、歴史小説を書くときに作者の主観が混ざる葛藤は、それを乗り越えてこその歴史小説じゃないの?というのが個人的な所感。 ナチスドイツという人類最悪の題材のひとつが真摯に向き合うことを要求するので、 作家の作品に対する姿勢が顕著に浮き彫りになるのだろうとは思った。 実際の人物の言動について多く触れられていて、 当時の息遣いはしっかり感じられる作品。
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