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〈絶望〉の生態学 軟弱なサルはいかにして最悪の「死神」になったか KS科学一般書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2023/04/27 |
| JAN | 9784065311332 |
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〈絶望〉の生態学
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
『絶滅体験レストラン』https://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4635310507 で紹介されていた本。 冒頭に "生態学はエコロジー(ecology)の訳語です。日本で(いや、世界中どこでも)、エコロジーと...
『絶滅体験レストラン』https://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4635310507 で紹介されていた本。 冒頭に "生態学はエコロジー(ecology)の訳語です。日本で(いや、世界中どこでも)、エコロジーと聞くと、環境にやさしいなにか。というぼんやりした意味で受け取られがちですが、本来は生物学の一領域を指す言葉です。" とある。(p4) まさにそのぼんやりした理解しかない知識レベルで読んだけど読みやすかった。 環境問題や社会問題をみているとあまりにも問題が広大で、人間は愚かでありつづけるから「よし、人間滅ぼそうぜ!」という気持ちになる。 でもそこで思考停止しないように、思考停止せず重ねられてきた知見、研究の概要をさらっと紹介して現状を説明していく。 暴虐をとめようとする少数ながら連綿と続く人々の地道な軌跡にわずかな希望がある。 とはいっても絶望を大きく感じちゃうな。 一般に読まれるように平易な文章と興味をもたせる例え話を多用してある。 だから読みやすいんだけどその例えは適切か?という部分がちょいちょいある。 空回りというか。面白くしようとしてかえってややこしくなったり、元ネタから離れすぎて例えになってなかったりもする。 でも環境や生態学を知ってる人には常識だけどそれ以外の人はよく知らないような(私は知らなかった)知識がいろいろ得られて良かった。
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https://claude.ai/public/artifacts/324cbea9-b9d5-481a-be91-2c80aa1b8d10
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生態学の基本的概念、生物多様性理解に必要な部分を網羅している。 知識は全くないが関心があるという層に、誤解や思い込みなく情報を提供している。 おそらく高校生以上なら理解できる。 肝になる論文を抑えていて、リファレンスからチェックができるという科学論文の形式に則っている。 この本の視点から(入門書として)生態学を学ぶと、目的をはっきり持って必要な知識を身につけていける。 環境問題とは、古くは公害問題、近年では地球温暖化問題という切り口がメインストリームであると思うが、生物多様性の減少を中心に据えていることは、極めて高く評価できる。 人間活動(生息地の破壊、乱獲、外来生物、気候変動)は、可変の脅威であったはずだ。 人の影響を受けやすい特性を持つ種、マンモスの例、イースター島の教訓を具体例として、ヒトとの軋轢(生息地かぶり、乱獲、駆除)、生態学的特性(広い生息地、低いレジリエンス、攪乱への弱さ)を説明し、人間活動が多くの種の絶滅の脅威となっていることを紹介している。 可変の脅威であったはずの人間活動を今なんとかしなければ、第6の絶滅はこれまでにないほどの悲劇を生むだろう。 では、 なぜ、 守るのか? ヒトの生存のためではなく、命そのものを尊重するため。 人類は生物多様性を理解するのが苦手。それが、人智を超えたハイパーオブジェクトだから。理解し続ける努力と理解が及ぶまでに失われてしまわないような努力が必要。そのために守る。 30年前に学んだ私の知識は、まだ使えそうだと思った。これをベースにアップデートを続けていけば、使い物になるかもしれない。なぜ守るのか、共感できるが、それだけで万人を説得するには弱いのかもしれない。 でも、学問ベースで体系的に生物多様性の喪失について訴える本書を手に取り、今世紀最大の危機である生物多様性の喪失の課題を解決していく一歩を、少しでも多くの人とともに踏み出したい。
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