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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/04/26 |
JAN | 9784065312049 |
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口訳 古事記
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口訳 古事記
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商品レビュー
3.6
50件のお客様レビュー
古文漢文赤点な理系人間として、古事記はなかなか原典が読みづらいものの代表だった。この作品は口約と銘打っているが、その実は関西弁いや河内弁というよりヤンキー色の強い言語によって「ワレ何さらしとんねん」「いてこましたろか」といった表現がなされている。そしてそれが無秩序状態にある古事記...
古文漢文赤点な理系人間として、古事記はなかなか原典が読みづらいものの代表だった。この作品は口約と銘打っているが、その実は関西弁いや河内弁というよりヤンキー色の強い言語によって「ワレ何さらしとんねん」「いてこましたろか」といった表現がなされている。そしてそれが無秩序状態にある古事記の世界観に怖ろしくフィットしている。 須佐之男命なんて半グレが結婚して子煩悩パパになった典型だし、大国主神も何度も●されるただのパシリだったのがやたら女性にモテて国造りの神様になったチャラ男だ。そして事あるごとに下ネタが登場する古事記は、まともに堅い文章で読んでいたら発狂してしまいそうだ。 その実は、長らく物語として口語伝承されてきた内容なので、面白おかしく脚色されたのだろうし、それを恭しく文章で読むよりもやはりネタ的なストーリーとして消費していくことが、神々の子孫たる我々後世の日本人が採るべき作法なのだろう。
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誰もが知っているが実際に読んだことがある人は極めて少ないであろう「古事記」を町田康が口語訳で現代に甦らせる。 町田康の文体と「古事記」のぶっ飛んだ世界観の相性が最高によく、こんなに「古事記」とは面白い物語だったのか!?、という驚愕と共に読めてしまう。 あまりにも破天荒すぎる神...
誰もが知っているが実際に読んだことがある人は極めて少ないであろう「古事記」を町田康が口語訳で現代に甦らせる。 町田康の文体と「古事記」のぶっ飛んだ世界観の相性が最高によく、こんなに「古事記」とは面白い物語だったのか!?、という驚愕と共に読めてしまう。 あまりにも破天荒すぎる神々たちの戯れをこんなにも面白く、かつ読みやすく描き出す著者の作家としての力量を実感した。 ぜひ文科省は本書を中学生くらいの必修図書として全国のジュブナイルに読ませてほしい。それで、日本が変わると思うな。
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天地創造から推古天皇手前までの歴史を紀伝体で描かれた古事記を,とっつきやすい大阪弁で転がす.歴史の始めも今も変わらず,ヤクザのような切った張った世界が展開しているのか,と思うと親近感が湧き読みやすい.日本書紀も,こんな文体で読んでみたいものだが,さすがに歴史的に確立した内容を遊ぶ...
天地創造から推古天皇手前までの歴史を紀伝体で描かれた古事記を,とっつきやすい大阪弁で転がす.歴史の始めも今も変わらず,ヤクザのような切った張った世界が展開しているのか,と思うと親近感が湧き読みやすい.日本書紀も,こんな文体で読んでみたいものだが,さすがに歴史的に確立した内容を遊ぶ訳にはいかないか.
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