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答えを急がない勇気 ネガティブ・ケイパビリティのススメ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | イースト・プレス |
発売年月日 | 2023/02/22 |
JAN | 9784781621760 |
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商品レビュー
3.9
14件のお客様レビュー
ネガティブケイパビリティ=予想外のことを面白がる余裕というのが、この本を読んだ感想です。 それを思ったエピソードです。 【エピソード】 ある知人Aさんの還暦パーティのプロデュースを知人Bさんが実施していました。Aさんはパーティでやりたいことを次から次に話します。Bさんはそのアイ...
ネガティブケイパビリティ=予想外のことを面白がる余裕というのが、この本を読んだ感想です。 それを思ったエピソードです。 【エピソード】 ある知人Aさんの還暦パーティのプロデュースを知人Bさんが実施していました。Aさんはパーティでやりたいことを次から次に話します。Bさんはそのアイディアをひとつずつアクションアイテムに落とし込み、スプレッドシートにto doで落とし込み、各方面との調整や指示を行います。Bさんがここで発揮しているのは、ある日に向けてプランを実現させるポジティブケイパビリティです。 パーティは大盛況のうちにフィナーレ。事前にAさんから、妻へプレゼントをサプライズで用意していることを告げられていたBさん。会場のレイアウト上、大きいと隠す場所も準備する必要があるので、プレゼントの内容を聴こうとするも、Aさんは大丈夫、大丈夫と軽くあしらう。 そのフィナーレで、Aさんは朝から腰につけていたポシェットの中から、ネックレスを取り出しました。常にAさんはポシェットをしているので、誰も気に留めていませんでした。 還暦に感謝を伝えるべく用意したネックレス。奥さんへの首へつけよう頭からかぶせますが、入らない。首の後ろの留め具を外すタイプ。しかし、老眼のAさんは留め具が見えない。Bさんは心の中で、「Aさん、きちんと練習しないからじゃん」とつぶやく。見かねた長男が、Aさんの代わりに留め具を外します。Aさんは首に着けようとしますが、老眼で留め具が見えない。結果、長男が母につけてあげ、母は長男が大好きだからすごく喜んだ。この光景を見て、Bさんはすごくいい光景だと心が温まり、本番中こらえていた涙が一挙に溢れた。会場も温かい雰囲気と笑いに包まれた。 ここで、Bさんは進行の都合上、Aさんの不手際に対し、怒っても良いし、代わりに私が付けますとしても良いのだが、そこを面白いものとして、何もせずに受け取った。このBさんの態度がネガティブケイパビリティだと思う。 【エピローグ】 一人称の体験を伝えようとしたとき、そのままでは伝わらないので、共通ののものに寄せて伝える。しかし、そうすることで、一般的な話に近くなり、熱が伝わりづらくなる。実は、内容は相手に伝わらないが、熱は伝わるような話が大切じゃないか。その話には、うんとしか言えない。しかし、そのうんと受け止めることが大切な気がする。それがネガティブケイパビリティの初め。 今だけで評価しない。 手袋をこがした。わかっていたけど、そのままにした。 =>先週は燃やしちゃった。 今だけで評価せず、過去からの変化や成長に目を向ける。 相手を信頼し、学びの機会を奪わない。 ネガティブケイパビリティ的な存在がチームに居ることで、 ①別視点の意図的な獲得 ②心理的安全性を担保したうえで、本音を言える場づくり ができると思った。
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ネガティブケイパビリティが自分の具体的な行動などと簡単に結びつけることはできないが、こうした考えを持っておくことだけでも大切 良質な問い、聴くことをもっと大切にしていこう
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今までポジティブケイパビリティ全開で生きてきた中でネガティブケイパビリティが両輪の片割れだという話が斬新だった。合意する必要はなく、「受け容れる」という考えは、最近マイブームの共感と相まって実践に移していきたい。しかし直ぐに答えを出さずに留まるのはかなり勇気がいることで、なんにも拘らずそのままでいることができるのだろうか。フットサルでディフェンスしている時、どっちに行かれても対応できるような状態に近い?
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