イスラエル 人類史上最もやっかいな問題
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イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

ダニエル・ソカッチ(著者)

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イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2023/02/25
JAN 9784140819333

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商品レビュー

4.2

46件のお客様レビュー

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2025/10/24

社会に対する主張や行動に個人が一貫性を高めるのがとても難しいことがある。一貫性の罠に囚われず、「白書など存在しないかのように戦争ではイギリス軍を支援し、戦争など存在しないかのように白書に抵抗しなければならない」とするスタンスは示唆に富んでいるし、日々の暮らしで実践できる。こんなス...

社会に対する主張や行動に個人が一貫性を高めるのがとても難しいことがある。一貫性の罠に囚われず、「白書など存在しないかのように戦争ではイギリス軍を支援し、戦争など存在しないかのように白書に抵抗しなければならない」とするスタンスは示唆に富んでいるし、日々の暮らしで実践できる。こんなスタンスはなんかかっこ悪いかも知れないし、人には説明しにくい。いちいち考えなければならない労力は掛かるし、もちろん全ての判断材料を把握しているわけでもないので選択を誤る可能性もある。でも、そんな解を示した先人に共感する。 めんどくさいけど民主主義ってなそういうもんだ、と勝海舟に言わせたみなもと太郎さんに。 第一部の「アラブの大蜂起」から「第二次世界大戦、ホロコースト、国家建設へ向けた競争(一九四○~四九年)」より引用。 「…現在、巷で言われている「一国家解決」のようなものだ。「マクドナ ルド白書」はまた、パレスチナにおけるユダヤ人の土地購入に制約を課したうえ、きわめて重要なことに、パレスチナへのユダヤ人の移住を厳しく制限すると表明した。それは、ユダヤ人の歴史上おそ らく最も危険で絶望的な時期のことだった。六〇〇万人のユダヤ人を殺害したナチスのホロコースト がすぐにも始まろうとしていたのである。」 「こうして、パレスチナのユダヤ人がヨーロッパのナチズムと戦うべくイギリス軍に志願しているというのに、ヨーロッパのユダヤ人はパレスチナへの避難をイギリスによって禁じられることになった。 こうした苦境の恐るべき皮肉を見て取ったベン=グリオンは、パレスチナのユダヤ人コミュニティは「白書(つまり、イギリスによる移民規制)など存在しないかのように戦争ではイギリス軍を支援し、戦争など存在しないかのように白書に抵抗しなければならない」と言った。だが、パレスチナのユダヤ人全員が同じ意見だったわけではない。戦争が終わりに近づいた一九四四年、好戦的なイルグン(別の右派民兵組織のレヒが合流。レヒのリーダーだったイツハク・シャミルものちにイスラエル首相となる)は、ユダヤ 人コミュニティの指導者層と決別し、イギリス当局に対して反乱を宣言した。こうして、ユダヤ人同士の対立が始まり、ハガナはイギリスに協力して過激派の反乱を鎮圧した。こうした対立は形を変えて、イスラエルの歴史の中で現在まで繰り返されている。…」

Posted by ブクログ

2025/09/12

前半はイスラエル建国の歴史を、後半はテーマ別の話と言う二部構成です。 ベン・グリオンの三角形、ユダヤ人の国家・民主主義国家・領土を維持すると言う3つの方針がすべて同時に成立する事はないと言う考えはとても新鮮な視点でした。 お互いに信仰や実体験で築かれた強い絆をムキになって否定...

前半はイスラエル建国の歴史を、後半はテーマ別の話と言う二部構成です。 ベン・グリオンの三角形、ユダヤ人の国家・民主主義国家・領土を維持すると言う3つの方針がすべて同時に成立する事はないと言う考えはとても新鮮な視点でした。 お互いに信仰や実体験で築かれた強い絆をムキになって否定したり無視したりしても、自分はいい気分なっても、相手が感じている事を感じなくさせる事はできないとは、否定だけでは何も生まないと言う、まさにその通りだと思います。 今の日本でも多様性や寛容やナショナリズムや日本人ファーストと言った考えが物事の対極のように語られていますが、やはりベン・グリオンの三角形のように同時に成立させることが出来ないものなのか?それらをうまく両立させる答えがあるのか?諦めずに考えていきたいと思います。 虐げられ行き場を失った人々に対して寛容を示さなかった人類が、虐げられていた人々がまた別の人々を虐げるようになる事を止められないイスラエルとパレスチナの現状は、過去に不寛容だった人類への罰のように感じました。

Posted by ブクログ

2025/08/30

イスラエル問題、ガザ-パレスチナ紛争、ニュースに日々取り上げられる問題の根管、経緯がさっぱりわからずに過ごしていた中、初めて向き合いました。 本は長い!けど、これだけの歴史、経緯があればどこに原因があるのか、問題が複雑になる理由がわかった気がします。 ユダヤ人、イスラエル、パレス...

イスラエル問題、ガザ-パレスチナ紛争、ニュースに日々取り上げられる問題の根管、経緯がさっぱりわからずに過ごしていた中、初めて向き合いました。 本は長い!けど、これだけの歴史、経緯があればどこに原因があるのか、問題が複雑になる理由がわかった気がします。 ユダヤ人、イスラエル、パレスチナ、取り囲む中東、先進国、それぞれの立場と思惑は理解できるが、それにより一般の弱き市民が虐げられることが何よりも辛い。 解決は難しいが、それぞれの立場を理解して、和平を実現してほしい。とにかく、それぞれの立場から弛みない努力と理解を。

Posted by ブクログ