うたかたモザイク

一穂ミチ(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2023/03/29
• JAN: 9784065307212

商品レビュー

2024/06/22

X（旧Twitter）のTLでよく見かける作家さんだったので読んでみました。
長編を読んだ方が良かったのだろうか？？

名前の付け方が個性的で性別の判断がつかないものがいくつかありました。
読んでいくと分かってくるのですが。

うーーん。
個人的にはあまり好みでない、、、かな。
次は一穂ミチさんの長編を読んでみたいと思います。
（評判いい作家さんのようなので、他のも読んでみようかと）

ちょっと気になるフレーズがあったのでメモっておきます。

”好きじゃないけど、嫌いな友達って、必要なの。だからあたしのほうが意地悪なの”（抜粋）

女心は複雑ですよねぇ。
でも、なんかわかる。
好き（な人間）ばかりで人間関係を固めてしまうと、いずれ嫌いな面が見えてきた時、それだけで嫌いになってしまうと思うんですよね
なので、あえて嫌いな人間数人と接点を持っておく。
そうすると、好きと嫌いの間に自分を置くことになるので、中庸が取れる気がするんですよね。
自分の気持ちが好き・嫌いの間で過剰に振れない。
コレが大切だったりするんじゃないかと最近思うのです。

自分の心を常にフラットにしておく。
難しいですけどね。

2024/06/13

短編集。一癖二癖ある話もあれば人生の機微を描いた秀作もある。
その中でも、
「神様はそない優しない」「透子」
この二篇はずば抜けていい。人生の「いろいろ」をこれだけ短い話に収める技量と感性に脱帽だ。すごいよ。

2024/05/23

少し前に読みましたがふいに思い出し胸が締め付けられたことを思い出したのが「神様はそない優しない」です。
私の中でこれ以外は好みのもので無かったので、アレ、何の本だったっけ?
と、書籍名を忘れてしまった位ですが、この章だけはきっといつまでも忘れないほど感動させられました。