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三木武夫と戦後政治
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三木武夫と戦後政治

竹内桂(著者)

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三木武夫と戦後政治

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 吉田書店
発売年月日 2023/02/10
JAN 9784910590097

三木武夫と戦後政治

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商品レビュー

4.5

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2025/01/05

三木武夫の生い立ちから、死去までの全生涯について検討する政治史研究の大作。700ページ近くかけて、三木武夫の実像に迫る。三木といえば、「バルカン政治家」や「クリーン三木」などの評価が一般的であり、本書もそのような評価が妥当かどうかを最終章に検討している。 結論からいうと、筆者は三...

三木武夫の生い立ちから、死去までの全生涯について検討する政治史研究の大作。700ページ近くかけて、三木武夫の実像に迫る。三木といえば、「バルカン政治家」や「クリーン三木」などの評価が一般的であり、本書もそのような評価が妥当かどうかを最終章に検討している。 結論からいうと、筆者は三木を「理想を持ったバルカン政治家」と評価している。理想主義的な政策の実現を目指しながらも、理想より現実を優先させる政治家であった。金権政治や派閥政治の弊害を批判しながらも、三木自身も政治と金の問題を抱えていたり、三木派の解消には消極的だったことに、その姿勢が表れている。 従来のステレオタイプな三木のイメージが的外れではないにせよ、三木の政治家としての一面しか見えていない。理想と現実とで矛盾した行動をとることを厭わなかったのである。

Posted by ブクログ

2023/07/02

「バルカン政治家」、「保守傍流」、「クリーン三木」、「議会の子」の異名をとり、第66代内閣総理大臣を務めた三木武夫の生涯とその人物像について、史料に基づき実証的に明らかにしている。 理想を持ちながら、機に応じて現実的な対応をするという、理想主義とリアリズムを併せ持つ三木武夫の政治...

「バルカン政治家」、「保守傍流」、「クリーン三木」、「議会の子」の異名をとり、第66代内閣総理大臣を務めた三木武夫の生涯とその人物像について、史料に基づき実証的に明らかにしている。 理想を持ちながら、機に応じて現実的な対応をするという、理想主義とリアリズムを併せ持つ三木武夫の政治家像は、政治家としての一つの在り方だと感じた。 三木武夫を通して、戦後政治史のよい復讐にもなった。戦後初期の協働主義政党というのは、これまであまりよく認識していなかったので、勉強になった。 なお、戦時中、三木武夫が結構軍国主義的な主張をしていて、翼賛選挙で非推薦だったのも自らの意思によるものではなかったというのは、これまで持っていた三木武夫のイメージからすると意外だった。

Posted by ブクログ

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