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茜唄(上)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2023/03/15 |
JAN | 9784758414395 |
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商品レビュー
4.2
62件のお客様レビュー
平清盛の4男にして、病に亡くなった兄や病弱な兄に代わり平家一門を率いる知盛 知盛を兄のように慕う教経 滅びゆく平家をいかに戦いに勝利に結びつけようと奮闘する二人 先がわかってるだけに辛い
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
源平物語は主人公を誰にスポットを当てるかで見え方が全く変わってくるくらいに傑人が多いので、次から次へと新しい小説が生まれてくる。この小説も気にはなっていたが上下巻とボリュームも重くちょっとためらっていたんだが、いざ借りて読んでみると琵琶によって語り口調から始まり、そしてその詳細が節ごとに書かれていくといった構成でなかなか興味深い。 ただ、この時代の登場人物が同じような名前がどんどん出てくるので誰が平氏で誰が源氏はわかっても、系図が分からなくなってくるから登場人物図みたいなものを付けてほしかった笑 平家物語、源氏物語、それぞれの視点で書かれたもと違い、今回は平氏にスポットが当てられているものの、その琵琶の語り手が実は敵側の兵士だったという興味深い組み合わせとなっているため、話が進むにつれて語りもどんどん濃密になり引き込まれていくのがいい。上巻では水島の戦いまでで下巻へ橋渡しとなり長編にもかかわらず下巻を早く読みたいと思わせてくれる。 問題は、だ笑 表紙の絵が気に入らない。内容とマッチしない快活なタッチで描かれており見た目が軟派な感じがする。なんだかこれでは少年ジャンプのヒーロー漫画のようである。
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平家が滅んだものと知りながら読む平家主役の物語は、知盛を知れば知るほど、好きになればなるほど、辛くなってしまう。知盛の優れた戦略に対し、それを上回る切り返しで勝利を重ねる義経。彼らに心酔する教経と弁慶。どす黒い後白河法皇と、それを上回る頼朝。それぞれの性格や思惑が絡まってねじれて...
平家が滅んだものと知りながら読む平家主役の物語は、知盛を知れば知るほど、好きになればなるほど、辛くなってしまう。知盛の優れた戦略に対し、それを上回る切り返しで勝利を重ねる義経。彼らに心酔する教経と弁慶。どす黒い後白河法皇と、それを上回る頼朝。それぞれの性格や思惑が絡まってねじれて、勝ち負けだけでなく、それをどう受け入れるかまでを丁寧に描いている。 知盛が京都に義経を訪ねていくシーンがとても好きだ。昔助けた貴族のご婦人を通じて、天敵とも言える後白河法皇と直接交渉し、義経に邂逅する。それぞれの人物が頭脳を巧みに働かせて小気味いい。戦にかけて天才的な義経が、自らの命を狙う頼朝の意図には全く気づかないのも、史実を見るとそうなのだろう。 今村さんの時代小説は、登場人物が生き生きしていて、毎回好きになってしまう。一部創作が含まれているだろうが、史実への説得力を増す描き方で、彼らをとても近く感じられる。今村さんの歴史上の人物たちや作品への愛情を感じる。
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