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パライソのどん底
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パライソのどん底

芦花公園(著者)

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パライソのどん底

定価 ¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2023/03/08
JAN 9784344040823

パライソのどん底

¥660

商品レビュー

3

7件のお客様レビュー

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2024/10/03

もしかして、実は純文が書きたかったのか…?阿部公房みたいな…シュールレアリスムを目指してる感じ…? 読後感ももはや限りなく透明に近いブルーが一番近い気がするし… エラい目にあったぜ… 詳しいレビューは明日… ****** 夜が明けたので追加でレビューを書くぜ… ワイはしが...

もしかして、実は純文が書きたかったのか…?阿部公房みたいな…シュールレアリスムを目指してる感じ…? 読後感ももはや限りなく透明に近いブルーが一番近い気がするし… エラい目にあったぜ… 詳しいレビューは明日… ****** 夜が明けたので追加でレビューを書くぜ… ワイはしがないホラー小説好きだ。 今回はデビュー作「ほねがらみ」が面白かった芦花公園てんてーの本「パライソのどん底」を読むべき図書館の予約順位が上がっていくのをワクワクしながら待っていたんだ… しかもこの小説は「ホラー×BL」という異色のテーマらしいじゃないか!ホラー好きである一方で腐女子でもわるワイは大興奮、じっくり読み倒すぞと意気込んでいた… 先日、とうとう図書館の順番が来たので感無量で表紙を開いた… ところで、私が想像していた「ホラー×BL」は「光の死んだ夏」みたいな、「どこかどんより暗くて、それでいて少年/青年同士の湿っぽい、ダークな関係を中心に怪異の謎が解き明かされていく」だったので、「ンア〜^ ^ それだけお互いが大事なのね^^ でもそれ以上は…イケマセンねェ〜^^」と合いの手を入れながら読むつもりだったのだが… この小説はそんな私を嘲笑うように、冒頭から思いっきり「アカン」シーンから始まった。 予想の100倍くらいスピードをかっ飛ばしてるBL具合に私は目ん玉が飛び出そうになったが、1ページ目から私は「これはホラー小説ではなくBL小説なんだな」と納得して読むことにした。実際はBL小説ですらなく、安部公房だったわけだが… 中盤は割とセオリー道理というか、王道に進んだ。「これって実は怪異?謎の巫女…いや、巫女なのか…?狂っているのは世界か?俺か?」みたいなやつね。 怪異のなりたちも突拍子がないとかではなくて、わりと無難な経緯ではある。 ただ、 「怪異のなりたち〜主人公の登場まで」の過去譚が、とにかく複雑で… まず、BLとかいう枠を超えて、LGBTのL以外GBT全てが登場し、しかもキャラクターたちがこの属性のあいだを行き来したりする。何を言ってるのか分からないと思うが俺もよくわからない。 具体的には「Tだったが今はTだと思われていない、Bだったはずが今はたぶんG、Bになりかけてるストレート」みたいなのがひたすら出てくる。この時点ですでに頭から湯気が出そうな人もいると思うが… そんな人に追い討ちをかけるのが、各キャラクター同士の群像劇。 ホラー小説なので当然、怪異に関係するキャラクターたちを取り巻く群像劇があるわけだが、セクシャルマイノリティと超常現象の二つの要素を含んでいるせいで、状況が超ややこしくなり、読者としてはついていくのに必死。 「えーと、この人は女なのに男の体に生まれたせいで過去にはこの人と恋人関係で、でもある時点で女になったから、いや正確には女になったわけではないみたいだけど、とにかく社会的に女に切り替わるタイミングがあって、今はそれからおそらく100年以上経ってて、主人公と接触したのは…えっと…」となってるうちに頭がパーン! ミステリーのギミックが難しいからとかじゃなくて、キャラクターの属性情報が渋滞してるせいで頭がパンクしたのは人生で初めてです。 中盤〜終盤は、とにかく現実離れした描写が続く。「卵は俺…俺は卵…青く美しい湖…胴をかじられた魚…窪んだ胸…赤い珠…」みたいなフレーズがひたすら出てくる。このあたりからもはやBL小説ですらなく、現実世界が消え心象風景だけで構成されるような、シュールレアリスム文学?のような雰囲気。 あとはひたすら、ラストに向かって読み続けるだけでしたね。 「ホラー×BL」と思ってワクワクしていた昨日の夕方が、今となっては懐かしい。 ホラーとしては全く怖くないのに(そういう意味ではホラー苦手な人にもおすすめ)、別の意味で恐ろしい目に遭う読書体験でした。 高評価はつけないけど、これだけ長文で語ることがあったんだから、何かしら動かされるものがあったんだと思うことにする。

Posted by ブクログ

2024/09/21

※ BLホラー。 決して逃れることのできないループの中で、 美しくて悍ましい生き物に苛まれ続ける  至福と絶望の物語。

Posted by ブクログ

2024/01/17

民俗学的ホラーとBLをまぜまぜしてできた作品って感じでした。 面白くないわけじゃないし、するするーっと読めるので良かったのですがどこか物足りず。 あと作品の都合上、登場人物や時系列が入り乱れておばかには少々読みづらかったです笑。 ホラーよりかはBLが好きな人の方が楽しめるかも。 ...

民俗学的ホラーとBLをまぜまぜしてできた作品って感じでした。 面白くないわけじゃないし、するするーっと読めるので良かったのですがどこか物足りず。 あと作品の都合上、登場人物や時系列が入り乱れておばかには少々読みづらかったです笑。 ホラーよりかはBLが好きな人の方が楽しめるかも。 ラストは不穏で、このあとどうなっちゃったの?と気になる終わり方でした。 漫画サマータイムレンダのバッドエンド?みたいなイメージというか雰囲気がありました。(サマータイムレンダはBL要素ないです)

Posted by ブクログ

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