パライソのどん底 の商品レビュー
民俗学的ホラーとBLをまぜまぜしてできた作品って感じでした。 面白くないわけじゃないし、するするーっと読めるので良かったのですがどこか物足りず。 あと作品の都合上、登場人物や時系列が入り乱れておばかには少々読みづらかったです笑。 ホラーよりかはBLが好きな人の方が楽しめるかも。 ...
民俗学的ホラーとBLをまぜまぜしてできた作品って感じでした。 面白くないわけじゃないし、するするーっと読めるので良かったのですがどこか物足りず。 あと作品の都合上、登場人物や時系列が入り乱れておばかには少々読みづらかったです笑。 ホラーよりかはBLが好きな人の方が楽しめるかも。 ラストは不穏で、このあとどうなっちゃったの?と気になる終わり方でした。 漫画サマータイムレンダのバッドエンド?みたいなイメージというか雰囲気がありました。(サマータイムレンダはBL要素ないです)
Posted by
色んな要素がてんこ盛りかつ、人間の浅ましさがこれでもかと全面に押し出されていて、お腹いっぱい。さーっと読了。 美しい魔物に脳みそ溶けちゃって懐柔されるパターンが多いのよ… ホラーでも純愛モノでもないと思うのだが、ジャンルとしてBL好きな人が、毛色の違う作品を…みたいな感じで読む...
色んな要素がてんこ盛りかつ、人間の浅ましさがこれでもかと全面に押し出されていて、お腹いっぱい。さーっと読了。 美しい魔物に脳みそ溶けちゃって懐柔されるパターンが多いのよ… ホラーでも純愛モノでもないと思うのだが、ジャンルとしてBL好きな人が、毛色の違う作品を…みたいな感じで読むと楽しめる気がした。 BLという土台に色々くっつけた印象だから、読んでいてとっ散らかってる感があるんだよなあ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
美少年とホラー(?)って合うね。儚げなイメージが得体のしれないものに結びつきやすいのかな。 途中に古文書? が出てきた時にやっと「人魚だ! 人魚の森だ!」ってなった。美味しいものだ〜〜! この作品を読んで初めて「うまい」「おいしい」に気持ち悪い響きがあるんだな〜って思った。素敵な発見だった。楽しい。 主人公がリバいけるのも良かった。 登場人物は巫女の妹しか好きじゃなかった。 後はイライラする人物ばかりだった。悪い意味で自分勝手だったな……ま、個性強くないとホラーで生き残れない(?)からね!! 私、最後の終わり方、最高に好き!! 目に見えて幸せモード出してきたからね。やっぱりこうじゃないと!
Posted by
BL風ではなく、BLのホラー。 ある村の因習、そこに越してきた訳ありの少年の物語。通ったら、マレビトどの婚礼?人魚伝説?国生み?と展開し、登場人物の視点で何者なのかも語られていくと、ああそこに着地するのかと納得する。 愛を求めるために愚かになって、愛を独り占めするために狂気に陥り...
BL風ではなく、BLのホラー。 ある村の因習、そこに越してきた訳ありの少年の物語。通ったら、マレビトどの婚礼?人魚伝説?国生み?と展開し、登場人物の視点で何者なのかも語られていくと、ああそこに着地するのかと納得する。 愛を求めるために愚かになって、愛を独り占めするために狂気に陥り、取り戻そうと孤独になって。登場人物の愛を求めることに重なりを覚えるけれど、それが一番ホラーなのか。 まあ幸せにはなれないよね。
Posted by
話は妖しく複雑に絡み合っていて、過去の出来事・人々・伝承も絡み合い登場人物と複雑に絡み合うので、しっかり理解しなければ置いていかれそうになるため、集中して読まなければならない。 しかし、いつのまにか読んでいくうちに、思考に霞がかって酩酊しているような感覚に陥ってしまう。 ゾクゾク...
話は妖しく複雑に絡み合っていて、過去の出来事・人々・伝承も絡み合い登場人物と複雑に絡み合うので、しっかり理解しなければ置いていかれそうになるため、集中して読まなければならない。 しかし、いつのまにか読んでいくうちに、思考に霞がかって酩酊しているような感覚に陥ってしまう。 ゾクゾクして背筋が凍るようなホラーではないが、腹の底が冷えるような恐怖を感じる。それでいて律と八合たちの愛がほんのり暖かい。 律から瑠樺へ、八合から律へのひたむきな想いは、“ルカ”の力によるものなのだろうけど、繰り返し同じフレーズで語られる、愛する者を幸せを願う、切ない想いが印象的。 全て読み終えてから、エピローグを読みなおすと、一人称が誰だったのだろうと思わされる。
Posted by
- 1