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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2023/03/07 |
| JAN | 9784022518972 |
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日露戦争の12年前にクリスチャンとして生まれ、軍人となり、天文学者として功績をあげた秋吉利雄。敗戦とともに地位を失い生涯を閉じた海軍少将を綴る歴史物語です。 700頁におよぶ長編で、明治から昭和初期にかけてのモビリティの発展を個人の生活史から知ることができます。 航海技術が世...
日露戦争の12年前にクリスチャンとして生まれ、軍人となり、天文学者として功績をあげた秋吉利雄。敗戦とともに地位を失い生涯を閉じた海軍少将を綴る歴史物語です。 700頁におよぶ長編で、明治から昭和初期にかけてのモビリティの発展を個人の生活史から知ることができます。 航海技術が世界をつなげ、鉄道で組織化がすすみ、自動車と1903年の飛行機によりカオス化したあの時代に、位置情報を提供する水路部の職業軍人として活躍した個人史です。 ずしっとくる読後感。耐えきれなくなり1/700の戦艦のプラモデルを組み立てることで和らげたくなる大日本帝国の敗戦物語でもありましま。
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メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1863859410273243641?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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朝日新聞連載小説をまとめたもの。作者の親、その叔父世代の話。海軍軍人で天文学者、そして敬虔なキリスト教徒であった秋吉利雄。日露戦争の後、さまざまな軍艦に乗り、順調に昇進。第二次大戦時は戦地には行かず、測量が仕事の水路部に所属する。戦前、ローソップ島での日食の観測にも出ている。キリ...
朝日新聞連載小説をまとめたもの。作者の親、その叔父世代の話。海軍軍人で天文学者、そして敬虔なキリスト教徒であった秋吉利雄。日露戦争の後、さまざまな軍艦に乗り、順調に昇進。第二次大戦時は戦地には行かず、測量が仕事の水路部に所属する。戦前、ローソップ島での日食の観測にも出ている。キリスト教の信条と軍人の仕事とのはざまで悩み続ける。 昭和天皇に、水路部の仕事は平時こそ大切だと言われ、それが戦後、水路部の資料を燃やせという命令を受けた時にこれに抗う決意を後押ししているのが興味深い。平時に使える資料として占領軍にすべてを渡したのだ。 文学、地理、測量、非戦。スティルライフの頃からの作者の作品の来歴が浮かび上がる個人史。読み応えがあった。
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