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たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2023/03/20 |
| JAN | 9784488405182 |

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たかが殺人じゃないか
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商品レビュー
3.6
24件のお客様レビュー
辻真先が当時88歳の史上最高齢で「このミス」「文春」「本格ミステリ」の3冠を受賞した傑作。 とにかく「昭和24年」という時代の描写が素晴らしい。私たちが思い浮かべる昭和20年代の映像は、8月15日に玉音放送を聞く人々、闇市の風景、黒く塗られた教科書を拡げる小学生などといった辺りか...
辻真先が当時88歳の史上最高齢で「このミス」「文春」「本格ミステリ」の3冠を受賞した傑作。 とにかく「昭和24年」という時代の描写が素晴らしい。私たちが思い浮かべる昭和20年代の映像は、8月15日に玉音放送を聞く人々、闇市の風景、黒く塗られた教科書を拡げる小学生などといった辺りか。その程度の認識なので昭和20年も23年も26年も全部同じく「昭和20年代」としてのイメージしかないが、その時代に生きた人々にとっては昭和24年は23年とも25年とも全く違う年なのだ。戦後の学制改革に伴い昭和23年に新制高等学校(3年制)が発足し、その時に旧制中学5年生の主人公・風早勝利は翌昭和24年に新制高校の3年制として編入される。いきなり男女共学となって戸惑う高校生たちや封建制度の思想のまま頭の中身は変わっていない大人たちの混乱がよく描かれている。まだ進駐軍が占領している名古屋での繁華街や色街の様子、当時の食糧事情などの生活風景、流行の映画やスタアの話など、実に生き生きと昭和24年という時代が描かれている。実際にその時代を生きた著者(辻真先)だからこそ描ける、教科書には載らない当時の空気感(匂い、流行、人々の本音)が物語に圧倒的な奥行きを与えている。 タイトルの「たかが殺人」というワードに、戦後の傷がまだ癒えていないが日に日に復興していく当時の日本の複雑で歪んだ感情が表現されているように感じた。これは辻真先にしか書けない傑作だろう。
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戦後すぐ、世の中の価値観が正反対になった時代に大人の子供の中間あたりの若者が力強く生きる様子は面白い。だけれどこれに猟奇殺人が加わると、興味の対象がズレてしまって読みにくかった。ごちゃまぜ感がありました。
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ミステリーランキングを圧巻した作品です! 前作【深夜の博覧会】からの登場人物もいるのでシリーズ順に読む事を強くオススメします! 内容もさることながら、タイトルの意味が分かった時の刺さりようはトップクラスでした!
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