1,800円以上の注文で送料無料

迷宮遊覧飛行
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍
  • 1220-02-17

迷宮遊覧飛行

山尾悠子(著者)

追加する に追加する

迷宮遊覧飛行

定価 ¥3,520

3,135 定価より385円(10%)おトク

獲得ポイント28P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗受取なら1点でも送料無料!

店着予定:12/30(火)~1/4(日)

店舗到着予定:12/30(火)~1/4(日)

店舗受取目安:12/30(火)~1/4(日)

店舗到着予定

12/30(火)~1/4

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

12/30(火)~1/4(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 2023/01/23
JAN 9784336074621

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

12/30(火)~1/4(日)

迷宮遊覧飛行

¥3,135

商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/07/27

これはよかった。何度か挫折してきた山尾悠子さんの読書遍歴を辿れる一冊。何がよかったかというと、天上人が降りてきた感があるところ。 私はイマジネーション力が無い読者なので、言葉だけで仮想世界をつくりだす山尾さんの世界には何度か挫折していて、頭の中はどうなっているのかと思う作家さん...

これはよかった。何度か挫折してきた山尾悠子さんの読書遍歴を辿れる一冊。何がよかったかというと、天上人が降りてきた感があるところ。 私はイマジネーション力が無い読者なので、言葉だけで仮想世界をつくりだす山尾さんの世界には何度か挫折していて、頭の中はどうなっているのかと思う作家さんの一人。 そういう方がこちらに語りかけるようにこれまでの読者歴を綴ってくれるので、少し身近に感じられる存在になった。 『第四回ジュンク堂文芸担当者が選ぶこの作家を応援しますフェアへのご挨拶』がいい。 冒頭での自己紹介で、知る人ぞ知るマイナー作家、ジャンルが曖昧、寡作、極端に読み手を選ぶ、と自虐されていて、私なんかからすると申し訳ないけれどそのとおりと思ってしまう。 ハードルを下げていただいたところで過去作の紹介があり、また読んでみたいと思った。また挫折するかもしれないけれど。 博識で品のある濃いオタクの書くものは面白い。

Posted by ブクログ

2024/07/02

山尾さんのエッセイ集。 復帰後から始まって、好きなものを手繰るようにデビューされた頃の話へとつながっていく。 色々なところへ寄稿されたものもあるので、内容に重複しているものもある。それが、ああこの話はと同じ一冊であるのになんだか以前読んだ著書を読んだような懐かしさを感じてしまう。...

山尾さんのエッセイ集。 復帰後から始まって、好きなものを手繰るようにデビューされた頃の話へとつながっていく。 色々なところへ寄稿されたものもあるので、内容に重複しているものもある。それが、ああこの話はと同じ一冊であるのになんだか以前読んだ著書を読んだような懐かしさを感じてしまう。 好きなものを好きなように書く、正にオタクなのだと思いつつ、読み手がいる事をわかって届きやすいように書かれている。これが小説家なのだと感じた。

Posted by ブクログ

2024/05/04

20代のころから近年までのエッセイや書評、編者として関わった本の解題など、小説以外の文章をまとめた散文集。 山尾先生と本の趣味が合いすぎる。ミルハウザーのモルフェウスのやつ訳してほしいですよね。漫画の話はしてないけど山田章博ぜったい好きだと思う。解題でも自作解説でも、〈批評な...

20代のころから近年までのエッセイや書評、編者として関わった本の解題など、小説以外の文章をまとめた散文集。 山尾先生と本の趣味が合いすぎる。ミルハウザーのモルフェウスのやつ訳してほしいですよね。漫画の話はしてないけど山田章博ぜったい好きだと思う。解題でも自作解説でも、〈批評なんていくらでもできるけど好き嫌いの話だけをしていたい〉という声が聞こえてくるような可愛らしく開き直ったスタンス。 小説以外と言いながら真ん中のあたりにちょっと小洒落た大人の童話みたいな文章がまとめられていて、倉橋由美子と金井美恵子の影響にどっぷり浸かっていたのが如実にわかる。昔の作品でも『作品集成』に収録されているようなものからは二人の影を感じたことがなかったので結構驚いた。"女性"作家であること、女性視点の一人称で書くことへの葛藤が書かれているのも印象に残る。 「美しい犬」などの散歩や旅を綴った文章は昔のも最近のも力が抜けていてよい。「月蝕」の京都夜行を思いだすような、どこかふわふわした街歩きのようすをずっと読んでいたくなる。それからやはり澁澤龍彦のはなし。編集者・礒崎純一を介して繋がる澁澤へのリスペクトはこの本全体を覆っている。本人が存命のころから澁澤を王子と仰いでる人たちのガチ感には敵わない。

Posted by ブクログ