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天幕のジャードゥーガル(2) ボニータC
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天幕のジャードゥーガル(2) ボニータC

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天幕のジャードゥーガル(2) ボニータC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 秋田書店
発売年月日 2023/02/16
JAN 9784253264471

天幕のジャードゥーガル(2)

¥220

商品レビュー

4.4

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2025/09/26

1巻では主人公であるシタラがファーティマになるまでを丁寧に描いていたが、2巻でもう1人の重要人物であるナイマン族の娘〈ドレゲネ〉がモンゴル帝国の大カアンの妃に収まるまでを濃密に描き上げている。 ふたりに共通しているのは、大事な居場所や親しい人達をモンゴル族に奪われており、その憎...

1巻では主人公であるシタラがファーティマになるまでを丁寧に描いていたが、2巻でもう1人の重要人物であるナイマン族の娘〈ドレゲネ〉がモンゴル帝国の大カアンの妃に収まるまでを濃密に描き上げている。 ふたりに共通しているのは、大事な居場所や親しい人達をモンゴル族に奪われており、その憎しみや怒りが未だに心中を吹き荒れていること。 暴風雨を呪いで起こすことができるという「ジャダ石」を偶然にも手にしたファーティマが偶然にもジャダ石を捜していたドレゲネと出逢うことになるのはもはや運命。 草原の覇者・モンゴル族がいよいよ金国征伐に乗り出す前夜。帝国の内外に嵐の気配が迫りつつある。 1巻でも象徴的だったが、ファーティマの笑顔(p66)が彼女自身の運命を変えてきた。 2巻のラストシーン、ファーティマが暗闇に向かって歩み出す場面(p172)では彼女の表情は描かれていないが、きっと笑っているのではないかと思う。「覚悟なさいモンゴル」(p148)の時もそうであったように。 今後もう登場することはないだろうが、モンゴル族に滅ぼされたウハズ・メルキト族の長〈ダイル・ウスン〉の娘である〈クラン〉が仇敵・テムジン(チンギス・カン)に嫁ぐ場面(p107)ではそれまでの彼女が備えていた文化だとか習慣といったパーソナルなもの全てが書き換わってしまうこと、それが敵に降るということなんだな、と改めて実感。 それでも彼女が父の訃報に接した時に笑顔を見せた(p123)のは何故か。彼女こそがウハズ・メルキト族の血を正統に後世へ残す事が出来る存在であり、だから父を安心させたかったのだろう。 密かな名場面であると思う。 2刷 2025.9.26

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2025/05/11

第24回流浪にビブリオバトル・大和郡山ビブリオ共同開催onlineビブリオバトルで紹介した本です。 チャンプ本。

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2025/03/14

毛皮や宝石であれ、という決意がとても悲愴で、自分の人生を生きることが難しい世界とはどんなに辛いものかと思う。 2巻では急転直下、チンギス・カンが死亡して息子が即位するところから始まる。これから国がどうなっていくのか、主人公がどう立ち回っていくのかとても気になる。

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