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子どもの文化人類学 ちくま学芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2023/01/12 |
| JAN | 9784480511638 |

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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
イヤーインディアンは生きるに向き合っている感じを受けました。だから、もういいかと思ったら死ねるのかも 僕が自然農法をやる意味として、そのものを見る、何かをするのではなく何もしないをする、みたいなことを感じるためにやってるのですが、イヤーインディアンの子供との向き合い方は、この考...
イヤーインディアンは生きるに向き合っている感じを受けました。だから、もういいかと思ったら死ねるのかも 僕が自然農法をやる意味として、そのものを見る、何かをするのではなく何もしないをする、みたいなことを感じるためにやってるのですが、イヤーインディアンの子供との向き合い方は、この考え方に似てる気がしました。教えてもらうじゃなくて、教わるでもなく、そのものと向き合う中で感じればよい、という感覚。だから、カンジキの履き方教えてと言っても、いやいやそれはあなたが自分でやりなさい、ってなるんでしょうね。 外部の知識に流されず、私とそのものとの世界で物事を捉えてる感じが、生きてるって感じを受けました。 だからと言って、イヤーインディアンのような生き方がいいのではなく、あくまで今私がいる状況の中で私が生きていると思うことが大事なのかなと思うので、私は目の前のものと、そしてそれと対峙する自分と対話して生きていきたいと思います。 社会の良いに流されず、この本に書かれているイヤーインディアンを羨ましがることもなく、また否定的に思うこともなく、そういうもんと思って、その中で私が踏み出そうとする一歩に向き合いたいと思います。踏み出せと他者からの言われるのではなく、私の内側が呼びかける言葉に耳を傾けてる。 かなり抽象的な話になりましたが、わかりやすくいえば衝動に向き合うってことなんだと思います
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「自分でできる様になった」と、カンジキの話がとても面白かったです。 確かに、ガチガチにカリキュラムが固定されている学びの体制のデメリットは、「自分でできる様になった」体験が少ないかも。 社会人になり立場が上になった時、自分で学びチャレンジする姿勢が無い人は自己を高める事が出来ない...
「自分でできる様になった」と、カンジキの話がとても面白かったです。 確かに、ガチガチにカリキュラムが固定されている学びの体制のデメリットは、「自分でできる様になった」体験が少ないかも。 社会人になり立場が上になった時、自分で学びチャレンジする姿勢が無い人は自己を高める事が出来ない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者が、極北に暮らすヘヤー・インディアン(「ヘヤー」は野うさぎの意とのこと)やイスラムのジャカルタ・アスリ、オラン・ジャワ、それからイスラエルのキブツの人びとなどの、とくに子供が「どういうアプローチで(おとな目指して)社会と関わっていくか」(だとわたしは感じた)を、実際見聞きして書いた本。成長の仕方がひとつではないことを実際の経験に基づいた文章から示されたことにより、ヒューマニズム否定派でありながら「人間」という枠を越えられないでいたわたしも、これぞ(例えばものを教え教わって覚える)」という鋳型に嵌められうる「人間」は元来居なかったのだと気づくことができた。現代人は効率重視的で楽をしたがり、またなにかと斜に構えたがって「教わる」中でさえ失敗したくないように見えるし、わたしは「人間の身体にあることがイヤ」なので、ついほかの生きものと対比して考えてしまうけれど、実際は、「人間」も、それぞれの環境に即したわざを獲得するちからを持ち合わせているのかもしれない。また、「守護霊との対話に導かれる」かれらがとてもうらやましい。それは、厳しいものかもしれないが、自然と隣り合って暮らしていなければ、滅多に会えないものだから。 それはそれとして、女の子を閉じ込めて勉強もさせず、男の子の知恵と勢力がやたら強まる教育はなんというか……つらい(ヘヤー・インディアンの社会ではない)。
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