ウクライナ・ショック 覚醒したヨーロッパの行方

三好範英(著者)

• 販売会社／発売会社: 草思社
• 発売年月日: 2022/12/24
• JAN: 9784794226228

商品レビュー

2024/11/19

うーん、ほんと分断した世界になった気がする。個別に取材した話は、一人一人の視線、思惑が平行宇宙で交錯しているのかな。きちんと読むのも疲れるので、流してしまう。これが、リベラルの到達点と言っていいのだろうかな。

総合、ユニバーサルのものには、もうならない、少なくともかなりの時間そうはならないのだろうな。

それに、いくら表層を追っていても、かなりの徒労感は否めない。と言って、深淵、真相が確と在るわけでもない。過渡期の真っ只中だな、おっとっさん、ってか。

2023/07/30

ロシアはスターリンとその遺産を清算していない。スターリンはロシアで最も人気のある政治家の一人。非常に深刻な事態だ。プーチンはソ連の解体は前世紀で最大の地政学敵な悲劇だという。

2023/06/22

　実際には「ウクライナ」は遠い国、一生の間に訪れることはないだろう。しかし、本書は、ウクライナを一挙に私たちに近づけてくれる。
　冒頭の引用。
「自由貿易体制や多国間強調を基軸にしたリベラルな国際秩序の、また、国の領域を確かにするための領土保全の原則の最大の享受国が日本である。それを公然と破壊する国や行動を容認できないのは自明」(28頁)
　少なくとも、我々が、可能な限りで支援の輪を広げることを正当化する。遠い国の問題ではない、我々の問題でもある、ということを教えられた。