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狼と香辛料(ⅩⅩⅣ) Spring Log Ⅶ 電撃文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/01/07 |
JAN | 9784049148190 |
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狼と香辛料(ⅩⅩⅣ)
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
★穏便に済んで欲しいものですよ。(p.266) ■5つのポイント /ホロ&ロレンス組では久しぶりの長編。 /開発されそうな深く豊かなトーネブルクの森を守れるか。森の真の豊かさとは、下生えの草→家畜の餌→糞→肥料→周辺農業を支えるという目に見えない巨大交易がなされている。 /あのエ...
★穏便に済んで欲しいものですよ。(p.266) ■5つのポイント /ホロ&ロレンス組では久しぶりの長編。 /開発されそうな深く豊かなトーネブルクの森を守れるか。森の真の豊かさとは、下生えの草→家畜の餌→糞→肥料→周辺農業を支えるという目に見えない巨大交易がなされている。 /あのエーブと久々の再会、身構えるロレンス。だが今の彼女はコルとミューリの側についているという。 /それぞれにとっての森。商人視点、領主視点(維持管理視点)、民視点(畜産視点)、ホロたち森の住人視点(自然視点)。《どうもここに悪い奴らはいなさそうだ》p.144。《カーラン、トーネブルク、ケルーベは、どれかふたつを助けると、必ず残りひとつが沈んでしまう。》p.266。エーブ=カーランではないのでエーブというポイントもあるかも? /ロレンスはうまい落とし所を見いだせるか?
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やっぱりホロとロレンスの方が面白い。久々の長編で、エイブも出てきて、前作のサロニアでの一件が、その先でえらいこっちゃになってしまっていて、それをなんとかする。というような筋。ホロ大活躍。どないして、おさめるんかと、思いながら結構ドキドキして楽しく読めた。
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好敵手再び! 本編で2度まで命を懸けたやり取りをしたエーブの登場。 羊皮紙の方ではすでに何度も登場しているので今のエーブは昔と違い、ひりつくような危なっかしさはなく文字通りの大商人になっている。 対するロレンスも、もはや商人ですらないということで、巨利を巡っての緊迫した戦いには...
好敵手再び! 本編で2度まで命を懸けたやり取りをしたエーブの登場。 羊皮紙の方ではすでに何度も登場しているので今のエーブは昔と違い、ひりつくような危なっかしさはなく文字通りの大商人になっている。 対するロレンスも、もはや商人ですらないということで、巨利を巡っての緊迫した戦いにはならない。 それでもやっぱりこの二人が合うとわくわくするよなあ。 エーブはその大伽藍のような企みの中でロレンスを駒に使おうとするし、ロレンスはホロのために大切な森を守ろうとエーブに一矢報いようとする。 そしてラストの展開は、これぞ狼と香辛料! と言いたくなった。 多分エーブにとって、商人でなくなったロレンスはある意味ふがいないと思っていただろうけど、今回の事は憤慨しながら楽しかったんじゃないだろうか。 互いに立場が変わったからこそ、まるで知的遊戯を楽しむようなやり取りだったように思う。 コルとミューリの事を「お姉さんは心配だよ」と言えるエーブには幸あれと願わずにはいられない。
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