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若冲が待っていた 辻惟雄自伝
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2022/12/23 |
| JAN | 9784093888899 |

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若冲が待っていた
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商品レビュー
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本書は、2014年に出た自伝『奇想の発見 ある美術史家の回想』のコンサイス版。日本経済新聞に「私の履歴書」(2021年1月)として連載された。枝打ちされた分、読みやすくなっている。 医学部めざして東大に入ったものの、遊んだのと病気で2度の留年。絵を描くのが好きだったので、文転し、...
本書は、2014年に出た自伝『奇想の発見 ある美術史家の回想』のコンサイス版。日本経済新聞に「私の履歴書」(2021年1月)として連載された。枝打ちされた分、読みやすくなっている。 医学部めざして東大に入ったものの、遊んだのと病気で2度の留年。絵を描くのが好きだったので、文転し、進んだ先は美術史。日本の美術に目覚めはするものの、どこに向かえばいいか、五里霧中。学生運動をしたり、セツルメントに参加したり、沖仲士をしてみたり、なかなか落ち着かない。研究所(東文研)に就職して結婚したあたりから、自分の取り組むべきテーマが見つかり始める。 書名『若冲が待っていた』は呼び込みフレーズ。若冲が頻繁に出てくるわけではない。巻末には、村上隆、山下裕二ら4人が寄稿している。どことなく卒寿のお祝いムードも漂う。
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「(岩佐又兵衛、伊藤若冲、狩野山雪、曾我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳といった)江戸時代の画家に与えた「奇想」というキャッチコピーは、じつは(辻)先生自身にもっともよくあてはまる」 という、山下裕二による辻惟雄評が面白かった。 日経新聞連載「私の履歴書」をベースに、山下裕二や村上隆な...
「(岩佐又兵衛、伊藤若冲、狩野山雪、曾我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳といった)江戸時代の画家に与えた「奇想」というキャッチコピーは、じつは(辻)先生自身にもっともよくあてはまる」 という、山下裕二による辻惟雄評が面白かった。 日経新聞連載「私の履歴書」をベースに、山下裕二や村上隆などの寄稿を加えて単行本にしたもの。 連載時も読んでいたが、本人の振り返りだと奇行の人なのか、ちょっと変わり者なだけなのか、本人の謙遜なのか、話を盛っているのか、その辺のニュアンスがよくわからなかった。 第三者の寄稿によって奇行だということに合点がいった。 単行本「あとがき」で本人が振り返るように『私の態度は、どこかこの「自閉スペクトラム」特性につながっているのではないか、と思った』という記述も、理解できる。 まあ、本当のところ「奇行」とまでは思えなくて、風変わりな人という印象なのだが(「あとがき」を書いた半年後に「あとがきその後」を書くところとか)、ともあれ「人となり」がわかった気がする。 村上隆に向かって「君はこの作品が一番良くて、先には一歩も先に行けてないね。もう7年間も足踏み状態なんですなぁ、フォフォフォ。しかもアシスタントばかりを扱き使って、御自身は描いていない。怠慢ですなぁ。」などと言い放つのとか、なかなかキャラが濃い(村上隆が書いていることなので、盛っているのかも)。 「私の履歴書」は良くも悪くもフォーマットとして出来上がっているので、このような「メタ」的な視点での記述に向いていないですよね。 (なんか面白いのが本編より「寄稿」とか「あとがき」という印象になってしまうので、星の数はマイナス1した)
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