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エツコさん
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エツコさん

昼田弥子(著者), 光用千春(絵)

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エツコさん

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アリス館
発売年月日 2022/12/27
JAN 9784752010210

エツコさん

¥715

商品レビュー

3.3

10件のお客様レビュー

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2023/09/03

元小学校の先生だったえつこさん。 今は認知症で、徘徊する事も。 でもそんなえつこ先生は、みんなに慕われていて、えつこ先生の周りでは不思議なことがいっぱい起こります。 小学校の高学年くらいから読める本ですが、内容はとても深いです。   いろんなことを考えさせられるとても素晴ら...

元小学校の先生だったえつこさん。 今は認知症で、徘徊する事も。 でもそんなえつこ先生は、みんなに慕われていて、えつこ先生の周りでは不思議なことがいっぱい起こります。 小学校の高学年くらいから読める本ですが、内容はとても深いです。   いろんなことを考えさせられるとても素晴らしい本でした。 挿絵もピッタリなイラストになっていますよ。

Posted by ブクログ

2023/06/10

老人と同居している子どもは減っている。同居しなくても、日常的に接していれば、この本の子どもたちとエツコさんのようにいい関係になれるかもしれない、と思えた。 過去があって、今がある。認知症になったとしてもその過去は消えることなくちゃんとあるのだ、ということを日頃老人に接して、さらに...

老人と同居している子どもは減っている。同居しなくても、日常的に接していれば、この本の子どもたちとエツコさんのようにいい関係になれるかもしれない、と思えた。 過去があって、今がある。認知症になったとしてもその過去は消えることなくちゃんとあるのだ、ということを日頃老人に接して、さらにこの本を読めば理解できるかもしれない。問題は分断されていることだよな、と。お年寄りはお年寄りだけ、子どもとその親の家庭はそういう家庭とだけ付き合いがち。そうなると、理解し合える人と人という感覚が薄れてしまう。 日頃お年寄りと交流のない人に読んでほしい本。児童書だが、誰が読んでも良いと思う。 かつては登下校時の旗振りボランティアだった、小学校の先生だった、子どもを育てる母親だった、夫にエッちゃんと呼ばれる若い女性だった、あんみつの好きな女の子だったエツコさんが、時々その時に戻りながら、今を精一杯生きている。 それを家族も周りの人も受け入れて見守っている。 エツコさんはできることがだんだん少なくなっているが、子どもたちと交流することで、互いに思いやり、補い合うことができている。 ファンタジックなシーンがあるのは、先入観のない子どもだからこそ、老人と心で通じ合えるということではないか。エツコさんの娘世代では、母がしっかりしていた頃の記憶があるので、「衰え」ばかりが目についてしまう。介護を担っていることもあって、そうそう心を遊ばせてはいられない。でも、時にはこういうこともあるかも、と娘世代の人にも想像してほしいという作者の願いもあるのではないかと思う。 老人と子どもの物語というと、経験のある老人が知恵を授けたり、現役世代ではできない体験を子どもにさせてあげたりというパターンがあるが、それとは違う。認知症の老人を家族や社会の問題としてではなく、必要な個人として描いているのがとても良かった。

Posted by ブクログ

2023/05/20

昔に記憶が飛んでしまう認知症のエツコさんと出会った小学生も『記憶』にまつわる不思議なことを体験する連作短編集。 ときどき自分が分からなくなるというエツコさんがちょっぴり切ないけど、周りの人達やエピソードが温かい。 孫の真名ちゃんがエツコさんのことが好きと伝わる最終話が特に良かっ...

昔に記憶が飛んでしまう認知症のエツコさんと出会った小学生も『記憶』にまつわる不思議なことを体験する連作短編集。 ときどき自分が分からなくなるというエツコさんがちょっぴり切ないけど、周りの人達やエピソードが温かい。 孫の真名ちゃんがエツコさんのことが好きと伝わる最終話が特に良かった。 光用千春さんのイラストが物語にピッタリで可愛い。

Posted by ブクログ

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