
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アリス館 |
発売年月日 | 2022/12/27 |
JAN | 9784752010210 |
- 書籍
- 児童書
エツコさん
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
エツコさん
¥1,540
在庫あり
商品レビュー
3.4
11件のお客様レビュー
読書好きの小4長女も読めました◎ 認知症の人の頭の中をほんの少し垣間見れた気がした。 もちろん人それぞれだけど、この本を読んで認知症の人がボッーとしているのは昔に戻っているんだ、という一つの想像が私の中でできるようになれたことが良かったなぁと思った。 徘徊もただ彷徨っているだけ...
読書好きの小4長女も読めました◎ 認知症の人の頭の中をほんの少し垣間見れた気がした。 もちろん人それぞれだけど、この本を読んで認知症の人がボッーとしているのは昔に戻っているんだ、という一つの想像が私の中でできるようになれたことが良かったなぁと思った。 徘徊もただ彷徨っているだけなのかと思っていたけれど、違うんだなぁと考えを巡らせることができた。 昔、同居していた祖母が認知症になって、実の娘である母のことが誰だかわからなくなったことがあった。祖父も入院中に認知症になり、院内を徘徊していたと聞いたことがある。 そんなことを思い出したり・・とても感慨深い一冊でした◎
Posted by
元小学校の先生だったえつこさん。 今は認知症で、徘徊する事も。 でもそんなえつこ先生は、みんなに慕われていて、えつこ先生の周りでは不思議なことがいっぱい起こります。 小学校の高学年くらいから読める本ですが、内容はとても深いです。 いろんなことを考えさせられるとても素晴ら...
元小学校の先生だったえつこさん。 今は認知症で、徘徊する事も。 でもそんなえつこ先生は、みんなに慕われていて、えつこ先生の周りでは不思議なことがいっぱい起こります。 小学校の高学年くらいから読める本ですが、内容はとても深いです。 いろんなことを考えさせられるとても素晴らしい本でした。 挿絵もピッタリなイラストになっていますよ。
Posted by
老人と同居している子どもは減っている。同居しなくても、日常的に接していれば、この本の子どもたちとエツコさんのようにいい関係になれるかもしれない、と思えた。 過去があって、今がある。認知症になったとしてもその過去は消えることなくちゃんとあるのだ、ということを日頃老人に接して、さらに...
老人と同居している子どもは減っている。同居しなくても、日常的に接していれば、この本の子どもたちとエツコさんのようにいい関係になれるかもしれない、と思えた。 過去があって、今がある。認知症になったとしてもその過去は消えることなくちゃんとあるのだ、ということを日頃老人に接して、さらにこの本を読めば理解できるかもしれない。問題は分断されていることだよな、と。お年寄りはお年寄りだけ、子どもとその親の家庭はそういう家庭とだけ付き合いがち。そうなると、理解し合える人と人という感覚が薄れてしまう。 日頃お年寄りと交流のない人に読んでほしい本。児童書だが、誰が読んでも良いと思う。 かつては登下校時の旗振りボランティアだった、小学校の先生だった、子どもを育てる母親だった、夫にエッちゃんと呼ばれる若い女性だった、あんみつの好きな女の子だったエツコさんが、時々その時に戻りながら、今を精一杯生きている。 それを家族も周りの人も受け入れて見守っている。 エツコさんはできることがだんだん少なくなっているが、子どもたちと交流することで、互いに思いやり、補い合うことができている。 ファンタジックなシーンがあるのは、先入観のない子どもだからこそ、老人と心で通じ合えるということではないか。エツコさんの娘世代では、母がしっかりしていた頃の記憶があるので、「衰え」ばかりが目についてしまう。介護を担っていることもあって、そうそう心を遊ばせてはいられない。でも、時にはこういうこともあるかも、と娘世代の人にも想像してほしいという作者の願いもあるのではないかと思う。 老人と子どもの物語というと、経験のある老人が知恵を授けたり、現役世代ではできない体験を子どもにさせてあげたりというパターンがあるが、それとは違う。認知症の老人を家族や社会の問題としてではなく、必要な個人として描いているのがとても良かった。
Posted by