- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
- 1225-07-03
月人壮士 中公文庫
定価 ¥836
495円 定価より341円(40%)おトク
獲得ポイント4P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品【送料無料】
店舗受取なら1点でも送料無料!
店着予定:1/10(土)~1/15(木)
店舗到着予定:1/10(土)~1/15(木)
店舗受取目安:1/10(土)~1/15(木)
店舗到着予定
1/10(土)~1/15
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
1/10(土)~1/15(木)
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2022/12/21 |
| JAN | 9784122072961 |

店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
1/10(土)~1/15(木)
- 書籍
- 文庫
月人壮士
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
月人壮士
¥495
在庫あり
商品レビュー
3.5
39件のお客様レビュー
澤田瞳子さんの「月人壮士(つきひとおとこ)」(中公文庫)読了。これにて〈螺旋プロジェクト作品〉全作品読了でもある。 さて、今回の作品、実は一度途中で挫折している。聖武天皇を中心とした人々の歴史小説である。歴史小説は初めてで文体がなかなか馴染めず。忙しい日々の合間で挫折したが、今回...
澤田瞳子さんの「月人壮士(つきひとおとこ)」(中公文庫)読了。これにて〈螺旋プロジェクト作品〉全作品読了でもある。 さて、今回の作品、実は一度途中で挫折している。聖武天皇を中心とした人々の歴史小説である。歴史小説は初めてで文体がなかなか馴染めず。忙しい日々の合間で挫折したが、今回お盆休みに再挑戦。やはり読み慣れない文体には苦戦したが、途中から、〈螺旋プロジェクト〉の共通モチーフ巻き貝のお守りが出てきて、これが皆の手をまわっていくところからは、わりと読めた。光明子が人間らしいというか女の嫉妬というかしているところが親しみやすく、また他の作品と違って、海族(藤原家)と山族(天皇家)の対立が、聖武天皇の心の葛藤として描かれていることは興味深い。 〈螺旋プロジェクト第二弾〉始動しているようなので、こちらも楽しみたい。こういう試みがあると、読んだことがないジャンルや作家に出会えるという喜びもある。是非よろしくお願いしたい。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
〈螺旋プロジェクト〉の一冊。 〈螺旋プロジェクト〉とは 「共通のルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家=朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画である。 ルール1 「海族」vs.「山族」の対立を描く ルール2 共通のキャラクターを登場させる ルール3 共通シーンや象徴モチーフを出す (中央公論新社HPより) これは、読む人を相当選ぶ小説だと思います。 何しろまだまだ分からないことの多い奈良時代の、聖武天皇の死について、です。 聖武天皇と言えば、仏教に深く帰依されて、全国に国分寺を建立し、奈良の大仏を建立した天皇です。 おかげさまで国庫がすっからかんになり、庶民の暮らしは困窮したのですが。 中臣家の三男継麻呂と道鏡が橘諸兄に呼び出され、天皇は死に際して遺詔(遺言のようなもの)を残さなかったか探れ、と命じられます。 というのも現天皇(孝謙天皇)は、アラフォーの聖武天皇の実の娘で、5日前に聖武天皇は、皇太子を道祖(ふなど)王とするようにとの遺詔を発したばかりだが、血統の違う道祖王を指名することに違和感を覚えたからだ。 中臣家はもともと藤原氏系統のおおもとであるが、血筋としては格上だが、今は不比等の一族に押しやられ、かつての栄光は見る影もない。 橘諸兄もまた、消えゆく橘氏の残り香であり、中臣家ともども藤原氏にはよい感情を持ってはいない。 道鏡は、まだ天皇家の人々に仕えて間もない新入りで、そのあまりにもまっすぐな心根に「足元をすくわれないように。機会があればすぐに宮廷を去るように」と言われるのですが、真っ当すぎて宮廷を去るタイミングを逃し、後々足をすくわれるのは歴史の知るところ。 ともあれ、生前の聖武天皇に近しい人々に話を聞き、その人物像を浮かび上がらせる。 古より国土に根を張り天地のすべてを統べる高貴な天皇家の血を父から受け継ぎ、朝廷での権力を握ってはいるもののたかが臣下でしかない藤原氏の血を母から受け継いだ聖武天皇は、己の中で混じり合うことのない二つの血筋に悩まされる。 それは、律令完成後の新しい世界で初めての、全きの完璧な存在である天皇を、己の血筋から生み出したいという持統天皇の強い願いと、一見持統天皇に協力している風でありながら着々と自らの血筋を天皇家に注ぎ込む藤原氏の思惑が絡まり合った結果なのである。 骨肉の争いが絶えることがなかった奈良時代の物語は、上手の手にかかれば実にワクワクするものになる。 奈良時代好きとしては、ありがとう!澤田瞳子先生!という感じなのだが、さすがに万人向けではない。 人名も役職も建物も、分かりにくすぎる。(作品内で聖武天皇は首(おびと)大王であり、孝謙天皇は阿倍女王である) そして〈螺旋プロジェクト〉としても、これは異色の作品だ。 天皇家(山)と藤原氏(海)に一応分かれているが、その根拠は極めて薄い。 耳がとがっているわけでも、目が青いわけでもない。 二つの部族の対立は聖武天皇の中にしかない。(孝謙天皇の中にも、後の藤原氏の女性が生んだ天皇も、この対立に関しては無自覚なので) そんなに藤原の血が天皇家に入っているのが嫌なら、さっさと長屋王にくらいを譲ればいいのに。 持統天皇が、自分の血筋にこだわった結果、数代あとには天武天皇系統は絶滅してしまう、天智天皇系統が復活することになるのだが、持統天皇は天智天皇の娘なんだよね。 愛する夫の血を残すために、甥やら姪やら殺しまくり。怖~。 で、数代後に絶える。 諸行無常ですな。 関係ないけど、乙巳の変について澤田瞳子さんに書いてほしいという野望を持っている。 あの当時絶対忌み嫌われた血という穢れ。 ましてや、天皇の前で入鹿を惨殺って、ありえない話のはず。 殿中でござるのよ。 刀を持って天皇の御前に参れるはずがないのに、どうしてそれが可能になったのか? そして中大兄皇子の罪は問われず、後に天智天皇になってしまう。 人殺しなのに。クーデターなのに。 その謎を、納得できるような形で小説にできるのは、澤田瞳子さんだけだと思っているのよね。 ぜひ、いつか、お願いします。
Posted by 
螺旋プロジェクト2冊目! 物としては歴史小説のような内容。 仏教に依拠し天平文化を作ったとされる聖武天皇。 天皇として、時代の流れを見ると様々な意見や考えがでで、文化的には大きな存在である。 そんな聖武天皇の生涯を遺言を追うという形でどんな人物であったのかを浮き彫りとしていく...
螺旋プロジェクト2冊目! 物としては歴史小説のような内容。 仏教に依拠し天平文化を作ったとされる聖武天皇。 天皇として、時代の流れを見ると様々な意見や考えがでで、文化的には大きな存在である。 そんな聖武天皇の生涯を遺言を追うという形でどんな人物であったのかを浮き彫りとしていく話。 物単品でみると歴史の知識がないと所々関係性が難しい場面だが、螺旋プロジェクトの海と山のお陰で非常に分かりやすく、読みやすい内容になっている。 歴史好きな自分としては面白い本だった。
Posted by 