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一人称単数 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2023/02/07 |
| JAN | 9784167919948 |

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商品レビュー
3.5
222件のお客様レビュー
最後の表題作「一人称単数」のパンチがすごかった。やはり村上春樹は「他者」の描き方がすぐれている。まったくの部外者でなく、逆に全くの身内でない他者。心当たりはないのに、邪顕に出来ない。それでいて自分に意味を持つ他者。 同じことは「クリーム」にもいえる。ピアノの演奏会に招いた女の子...
最後の表題作「一人称単数」のパンチがすごかった。やはり村上春樹は「他者」の描き方がすぐれている。まったくの部外者でなく、逆に全くの身内でない他者。心当たりはないのに、邪顕に出来ない。それでいて自分に意味を持つ他者。 同じことは「クリーム」にもいえる。ピアノの演奏会に招いた女の子。公園でまっすぐに告げるおじいさん。他者。 「石のまくらに」。なぜ、まくらが漢字ではなく、ひらがななの?短歌の中の言葉だから?五感と語感? 「品川猿の告白」。この本全体に回想、記憶がテーマ。猿に背中を流してもらい、猿とサシでビールを飲む。昔話のような雰囲気。なにがおきても受け入れられる。我慢できない猿。名前を盗む。7人+1名?また、品川に戻っている?暴力的な手段(力尽くで放逐)で群馬に?犯罪矯正への寓意?
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どこまでも不思議な迷路の森に迷い込んだような感覚で読み進めた。村上春樹氏の世界は、良く分からないからこそ気になってしまう、強く引っ張られてる感じはしないのに、自然と誘い込まれる感じ。「謝肉祭(Carnaval)」が一番好きだった。F*と言う女性の、外見や知性、そしてそれらを凌駕す...
どこまでも不思議な迷路の森に迷い込んだような感覚で読み進めた。村上春樹氏の世界は、良く分からないからこそ気になってしまう、強く引っ張られてる感じはしないのに、自然と誘い込まれる感じ。「謝肉祭(Carnaval)」が一番好きだった。F*と言う女性の、外見や知性、そしてそれらを凌駕する、言葉にならない魅力に惹かれた。
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一日で読了。 村上春樹の短編集は好きなのだが、この一冊はよくわからなかったなー、という感想。 『品川猿の告白』はとても村上春樹の短編らしい。 読んでいて、品川猿は日本猿なんだな、と知った。かつて現役で名前を盗んでいた頃の品川猿は、何故かオランウータンをイメージしていたのだが。そ...
一日で読了。 村上春樹の短編集は好きなのだが、この一冊はよくわからなかったなー、という感想。 『品川猿の告白』はとても村上春樹の短編らしい。 読んでいて、品川猿は日本猿なんだな、と知った。かつて現役で名前を盗んでいた頃の品川猿は、何故かオランウータンをイメージしていたのだが。そんな事書いてなかったかな。 『チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ』も品川猿とは違ったタイプの村上春樹の短編という感じ。実際にあったように語られる不思議な体験。世界が他世界と一瞬オーバーラップする物語は実に村上春樹的。 一編一編思い起こすとそんなに村上春樹的ではないということもないのだが、全体的に今一つ消化が悪いのはなんだろう(『品川猿の告白』以外)。 例えば『クリーム』という言葉のチョイス、ストーリーとはあまり関係がないビートルズの逸話の長さ、なんかがちょっと自分には気になった。それから女性を語る時、必ず性的に見られるかどうかに言及するところ(これは今に始まったことではないが)。そういう細かなところがゴツゴツと消化不良の原因となってしまった感じ。これはたまたまなのか、村上春樹の作風と自分の好みがずれてきたからなのか。 『ウィズ・ザ・ビートルズ with the Beatles』はメインのストーリーは好きなんだけれど。 なんだか文章はとっ散らかってしまった。 まあとにかく、村上春樹的短編集ではあるが、以前ほどの輝きをあまり感じられない、が★3の理由。
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