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一人称単数 文春文庫
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一人称単数 文春文庫

村上春樹(著者)

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一人称単数 文春文庫

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2023/02/07
JAN 9784167919948

一人称単数

¥792

商品レビュー

3.5

203件のお客様レビュー

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2026/03/05

はじめての村上春樹。 石のまくらに、「ヤクルトスワローズ詩集」 かなりのヤクルトファンだということがわかった、風の歌を聴けを読みたくなった

Posted by ブクログ

2026/02/27

一人称って、いちばん近い声のはずで、喉の奥から出てくるみたいで、耳に柔らかく触る。 けど、鳴ってる声は、近いのに遠い。温度はあるのに体温じゃない。思い出を語っているのに、思い出している感じがしない。語り手はたぶん、嘘をついている。嘘をつきながら、自分の嘘にすらおいていかれてる。 ...

一人称って、いちばん近い声のはずで、喉の奥から出てくるみたいで、耳に柔らかく触る。 けど、鳴ってる声は、近いのに遠い。温度はあるのに体温じゃない。思い出を語っているのに、思い出している感じがしない。語り手はたぶん、嘘をついている。嘘をつきながら、自分の嘘にすらおいていかれてる。 鏡の中の顔が少しだけズレて、いつのまにか「いつもの自分」という言葉の意味が薄くなる感覚。 愛だってたぶん似ていて、誰かを好きになった時から、その「好きになった私」はもう昨日の私じゃない、読んでて感じる違和感はそういうズレなんだと思う。 だから人は“確かなもの”を欲しがる。名前とか、記録とか、証拠とか。レコードのジャケット、歌集の紙、音楽会のチケット。手で触れるものがあれば自分を保てる、と信じてる。哀れだし、正しい。正しいから哀れだ。 世界が壊れていない“ように見える”時間。壊れていないのに、どこかが静かに崩れている。自分だけがそれに気づいているのか、気づいていないのかすら分からない。あの曖昧さ。 一人称を信じる理由って何だろう、っていうのが残る。記憶、倫理、恋、なにも残らない。残らないのに、声だけが残る。「私」という声が残る。中身が入れ替わっても、同じ口調で話し続ける。怖いけど、だけど、それが日々の中にもあるんじゃないか、とも思う。

Posted by ブクログ

2026/02/27

これを読んでいて、いつもの難解な(?)違和感を感じる装丁が村上春樹の装丁の正解なんだなと、つくづく思わされた。

Posted by ブクログ