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ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか? 文春新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2022/12/16 |
JAN | 9784166613854 |
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ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?
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商品レビュー
4.1
23件のお客様レビュー
食の植民地主義の話なのだが,ちょうどAudibleで聞いてる『なぜ国家は衰亡するのか』の植民地主義の話とオーバーラップする。収奪的経済体制の構築という同じことを多国籍企業が進めている。歴史は繰り返す。だとすれば,過去の収奪的体制がいかに崩壊したかを学ぶことが,現状への対抗策になる...
食の植民地主義の話なのだが,ちょうどAudibleで聞いてる『なぜ国家は衰亡するのか』の植民地主義の話とオーバーラップする。収奪的経済体制の構築という同じことを多国籍企業が進めている。歴史は繰り返す。だとすれば,過去の収奪的体制がいかに崩壊したかを学ぶことが,現状への対抗策になるのではないかと思った。もちろん,現代の植民地主義はもっと巧妙ではあるし,敵は昔と比較にならないほど巨大かつ捉えどころのないものになっているのだけれども。 堤未果の著作は気が滅入るものが多く,僅かに示される希望もどこか付け足しで弱々しいものが多いのだが,本書では少しだけ力強い抵抗の動きが紹介されていて,いつもとはバランスが少し違うように感じた。 しかし,毎度のことながらゲイツ財団は慈善事業をしているわけでなく,大儲けを目指しているのだなと思わされる。これが真実かどうかはまた別の話だが,巷間に流布している営利企業から慈善家へというイメージとは大きく乖離している。
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「食物連鎖」を壊したのは人間。元に戻せばいいだけなのにそうならない。 遺伝子組換えやゲノム編集など必要ないのだ。
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何気なく食べている食品に危険が迫る。 人工肉バーガー、培養母乳、ゲノム編集魚、デジタル農業。人工肉は動物も殺さず環境にも優しいと思っていたが添加物たっぷりで人体には良くないという説明に驚愕。三方よし!の成立は難しい。コストの問題もある。 裁判沙汰になったグリホサート系除草剤や...
何気なく食べている食品に危険が迫る。 人工肉バーガー、培養母乳、ゲノム編集魚、デジタル農業。人工肉は動物も殺さず環境にも優しいと思っていたが添加物たっぷりで人体には良くないという説明に驚愕。三方よし!の成立は難しい。コストの問題もある。 裁判沙汰になったグリホサート系除草剤やミツバチの大量死との関係が指摘されるネオニコチノイド系農薬を減らす代わりに、今後、RNA農薬やゲノム編集、デジタル農業が浮上してくる。 ゲノム編集により光合成の効率を高め、取り込む炭素量を30%増量する新種の植物を作るプロジェクト。おいおい、これは大丈夫かと心配になる。 日本政府は2050年までに有機農業の面積を今の50倍に増やす「みどりの食料システム戦略」。これは、政府が農薬と化学肥料を禁止したため収量が激減し経済破綻に繋がったスリランカを思い出す。読めば読むほど不安が高まる。 食のトリアージ。富裕層のみ健全な食事にありつける未来は避けて欲しい。正しい知識と法整備を。
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