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ぼくの伯父さん
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ぼくの伯父さん

ジャン・クロード・カリエール(著者), 小柳帝(訳者), ピエール・エテックス(イラスト)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KTC中央出版
発売年月日 2022/12/16
JAN 9784877588434

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商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

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2025/11/06

映画は観ていないので比較はできないけど、レトロでオシャレな雰囲気が想像できた。 素敵な映像を文章で表現しているところが魅力なんだろうな。 表紙や挿絵もかわいい。 裕福だけどいわゆる毒親に育てられて堅苦しい生活をしている主人公はとても不憫だった。 心の自由をくれる伯父とのわくわくす...

映画は観ていないので比較はできないけど、レトロでオシャレな雰囲気が想像できた。 素敵な映像を文章で表現しているところが魅力なんだろうな。 表紙や挿絵もかわいい。 裕福だけどいわゆる毒親に育てられて堅苦しい生活をしている主人公はとても不憫だった。 心の自由をくれる伯父とのわくわくする時間と、世間体を大事にする両親の行動のバカバカしさが対比されていておもしろかった。

Posted by ブクログ

2025/07/30

映画を元にテキストに起こされたって、ノベライズとも違うのか。 とにかくイラストが素敵で、この本の価値とオシャレ度を高めている。 映画を見てみたい。

Posted by ブクログ

2025/07/26

みんな人生の中に誰かはひとりmon oncleを知ってるんじゃないのかな。 というか、知ってていたい。 多くの人は自分がmon oncleになりたくてもなれないから。 でもそういう人のおかげで、mon oncle は mon oncleでいられるともいえる。 この世の中では。 ...

みんな人生の中に誰かはひとりmon oncleを知ってるんじゃないのかな。 というか、知ってていたい。 多くの人は自分がmon oncleになりたくてもなれないから。 でもそういう人のおかげで、mon oncle は mon oncleでいられるともいえる。 この世の中では。 訳者が後書きで、この本は単純な近代批判ではないと書いていたのがなるほどと。近代性と同時に失われゆくものを往復する。どちらにも互いの要素が入っているから。 最後に口笛を吹く工場長の父親や、双方を行き来する広場や犬にそういう両方への愛が感じられるという。 近代批判...もっと言えば階級や階層的なものに対しては、牧歌的とも言える視線が強いのでここも敢えて批判的な書き口が強いわけでもない。 イタリアのデシーカが撮ったような『自転車泥棒』(48)なんかと比べると、上流階級に話にちょっとばかり自省を加えた程度というところなのかもしれない。 そもそも敗戦国の40年代とフランスの50年代は歪な比較対象かもしれないが... カリエールは、元があるもののアダプテーションがうまいという面白いポジションの創作家。ちょっとシンパシーを感じた。 映画脚本担当作に、ブリキの太鼓があるのがさもありなん。すごく一貫したテイストを感じる。それこそまさに、近代と現代の往還ということかも。 エーコとの共著が、あの失われる紙の本について〜だという。知らなかったが奇遇にもこちらもちょうど本棚に並べてたところだった。 ぜひ続けて読みたい。

Posted by ブクログ