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災厄の絵画史 疫病、天災、戦争 日経プレミアシリーズ485
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災厄の絵画史 疫病、天災、戦争 日経プレミアシリーズ485

中野京子(著者)

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災厄の絵画史 疫病、天災、戦争 日経プレミアシリーズ485

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP/日経BPマーケティン
発売年月日 2022/12/10
JAN 9784296114931

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災厄の絵画史

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商品レビュー

3.8

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2025/09/28

天災のさなかに他者を気遣いかばいあう姿がある一方で、戦禍においては人が災厄そのものとなる。飢饉や疫病が発生すれば、弱い立場のものは見捨てられていく。繰り返される大災害に人はどう向き合ってきたのか。画家たちはそれをどうとらえ、どのように表現してきたのか。コロナ禍をうけて書かれた(と...

天災のさなかに他者を気遣いかばいあう姿がある一方で、戦禍においては人が災厄そのものとなる。飢饉や疫病が発生すれば、弱い立場のものは見捨てられていく。繰り返される大災害に人はどう向き合ってきたのか。画家たちはそれをどうとらえ、どのように表現してきたのか。コロナ禍をうけて書かれた(と思われる)、絵画でたどる災害の歴史。 ソドムとゴモラをめぐる一文が特に印象的だった。堕落ゆえに神罰によって滅ぼされた町と伝えられてきたが、実際には自然災害による滅亡だったのではないか。その激烈さゆえに当時はそれが神罰としか考えられず、「神罰が降った以上町は堕落していたに違いない」という論理が働いたのではないか、という考察である。言われてみればいかにもありそうなことで、自分で思いつかなかったのが残念なくらいだ。 実際に天災は古くから神罰と考えられてきたし、阪神淡路大震災や東日本大震災のおりにも「これは罰だ」という言説をいくつも見聞きした。すっかり現代なのに。人は自然災害の理不尽さに耐えられず、なんとか説明をつけようとするのだろうか。神罰説こそ理不尽そのものなのに。災害に限らず、犯罪などに際して被害者の側に原因を求め、バッシングする風潮があるが、これも同じ心理によるものではないかと思う。 けれど、地域も時代も問わず災害を神罰と感じてしまうならば、それも人間の本質なのかもしれない(それがいいかどうかは別の話)。これらの絵に描かれた人と社会の闇も、すべて人間の本質の一面なのかも。そう思うとなんだかがっかりしつつ、そこに敢然と光を当てていく画家たちの姿に希望を感じたりもするのだった。

Posted by ブクログ

2025/04/04

戦争、疫病、災害などにまつわる絵画の解説 戦争礼賛は見た記憶があったが、日露戦争くらいまで画家が生きていたとは知らなかった 絵画だけでなく画家のバックグラウンドを知ることも、絵画の理解には関係するのだ

Posted by ブクログ

2024/12/01

中野京子さんの絵画関連の本として、初めて読んだが、とても分かりやすく解説してくれた。 疫病の時期に流行った画風、戦争の時期に流行った画風、飢饉の時に流行った画風など、人々の心情と寄り添うように描かれた絵画を読み解いていくと、意外と宗教なんかよりも、政治批判と聖書批判にまみれてい...

中野京子さんの絵画関連の本として、初めて読んだが、とても分かりやすく解説してくれた。 疫病の時期に流行った画風、戦争の時期に流行った画風、飢饉の時に流行った画風など、人々の心情と寄り添うように描かれた絵画を読み解いていくと、意外と宗教なんかよりも、政治批判と聖書批判にまみれていたりと、とても読み応えがあった。 中野京子さんの本、どんどん読みたいと思った。

Posted by ブクログ