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密室狂乱時代の殺人 絶海の孤島と七つのトリック 宝島社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2022/12/06 |
JAN | 9784299037329 |
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密室狂乱時代の殺人 絶海の孤島と七つのトリック
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商品レビュー
3.5
66件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もうこれは、バカミスだよね(笑) だって、屋根が谷折りになって首が切れるとか、十字の塔をコテージに入れて鍵を開けるとか、現実味がないどころの話ではない。 と、ただただ密室の楽しさを追求するために読むには楽しい一冊。 最後の外泊里が三日月島にいたという叙述トリックには、素直に驚いた。 前作を読んだ時も思ったけれど、読後は「密室、もうお腹いっぱい」となる。だけど、続きが楽しみでもある。
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シリーズ2作目。 7つも密室が登場する贅沢な作品。中には?が浮かぶトリックもあるが、小説ということで良し。 登場人物達の掛け合いも軽快でずっと重苦しい雰囲気ではなく軽快に読み進められる。
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シリーズ2作目。 冒頭がお約束になっており、夜月がUMAを探しに葛城を誘いに来るシーンは今後も続けてほしい(笑)今回はチュパカブラだったが、どれだけ夜月はUMAにのめり込んでいるのか、スピンオフも見てみたい(笑) 今回のトリックは壮大なものが多く、そんなバカな!!と思う反面、個...
シリーズ2作目。 冒頭がお約束になっており、夜月がUMAを探しに葛城を誘いに来るシーンは今後も続けてほしい(笑)今回はチュパカブラだったが、どれだけ夜月はUMAにのめり込んでいるのか、スピンオフも見てみたい(笑) 今回のトリックは壮大なものが多く、そんなバカな!!と思う反面、個人的には森博嗣の「全てがFになる」のトリックを肯定して受け入れた時から、あらゆるバカバカしいがイメージが出来るトリックについては受け入れている。(作中とあるトリックについて、犯人一人で実行可能というのは首を捻るが。)今回の作品についても、構成は前回と同じような流れであり、登場人物の個性は違っているが、おおまかな流れは一緒だ。面白かった部分としては、作者がクリスティーの名著、「そして誰もいなくなった」を痛烈に皮肉っている事で、ユーモアを交えてはいるが作者がどれだけ捻くれた人物かを読み取る事が出来る(笑) 今回、葛白は名探偵達が招待された謎解きゲームのプレーヤーとして招待され、幼馴染みの夜月と共に金網に囲まれた絶海の「金網島」に降り立つ。 対するは、ありとあらゆる密室を知り、「密室全覧」と言われる殺し屋。殺し屋は「金網島」の所有者であり大富豪の大富ケ原を、密室を用いて殺害する様に依頼される。 「金網島」に有名な探偵達が揃う中、主人公の同級生である蜜村も招待をうけ、ゲームに参加する。 今回は蜜村と夜月の距離感も近くなっており、お互いに本性が見え初めている部分が面白い。夜月と葛城、蜜村と葛城と、お互いの微妙な関係性もありながら蜜村と夜月の関係性がどの様に変化していくのかも今後の注目点だ。 結果として面白かったが、最後、葛白がもっと芯を喰った部分まで考察していたらもっと評価出来ただろう。前作では、事件解決後に衝撃的な事実が葛白の口から明かされており、他の「ワトソン役」には無い鋭さを持っている事が彼の魅力だと思ったのだが、今作は寂しい限りだった。それでも終盤の要所要所で彼の鋭さを垣間見ることができた。最後、結局葛城が全部持って行くみたいなオチも、今までの「ワトソン役」には無い形で面白いのではと思う。
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