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土に贖う 集英社文庫
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土に贖う 集英社文庫

河﨑秋子(著者)

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土に贖う 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2022/11/18
JAN 9784087444513

土に贖う

¥660

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2024/08/14

明治時代の札幌で蚕が桑を食べる音を子守唄に育った少女が見つめる父の姿。「未来なんて全て鉈で刻んでしまえればいいのに」(「蛹の家」)。昭和26年、最年少の頭目である吉正が担当している組員のひとり、渡が急死した。「人の旦那、殺してといてこれか」(「土に贖う」)。ミンク養殖、ハッカ栽培...

明治時代の札幌で蚕が桑を食べる音を子守唄に育った少女が見つめる父の姿。「未来なんて全て鉈で刻んでしまえればいいのに」(「蛹の家」)。昭和26年、最年少の頭目である吉正が担当している組員のひとり、渡が急死した。「人の旦那、殺してといてこれか」(「土に贖う」)。ミンク養殖、ハッカ栽培、羽毛採取、蹄鉄屋など、道内に興り衰退した産業を悼みながら、生きる意味を冷徹に問う全7編。どの話も良かったのですが、個人的には「うまねむる」が一番好きかな。

Posted by ブクログ

2024/07/23

娘からシェアしてもらった。これはすごい。道民として知っておくべき現実なんだろうけど悲しい話ばかり、読み進むのがつらくなる。でもこんなふうに表現出来る河﨑秋子さんのクールな視点とすぐ目の前に起こっていることのように錯覚させる表現力や書き写したくなるようななんども噛みしめたくなるよう...

娘からシェアしてもらった。これはすごい。道民として知っておくべき現実なんだろうけど悲しい話ばかり、読み進むのがつらくなる。でもこんなふうに表現出来る河﨑秋子さんのクールな視点とすぐ目の前に起こっていることのように錯覚させる表現力や書き写したくなるようななんども噛みしめたくなるような文章に、何というか人が生きていくことの意味を考えさせられる。とにかくとても良い!もう一度読む。北見のハッカもますます好きな香りとなった。

Posted by ブクログ

2024/07/18

北海道を舞台とした6編からなる短編集 屯田兵から過酷な台地に住みその時代に合った商売をしている主人公たち いつの時代もどの仕事も上手くいかない時がやってくる 心に残ったのは『頸、冷える』 最後の章だけが現代だったけれど、結局今の時代も明治時代も仕事の根本的な部分は変わらないけれど...

北海道を舞台とした6編からなる短編集 屯田兵から過酷な台地に住みその時代に合った商売をしている主人公たち いつの時代もどの仕事も上手くいかない時がやってくる 心に残ったのは『頸、冷える』 最後の章だけが現代だったけれど、結局今の時代も明治時代も仕事の根本的な部分は変わらないけれど、大きく変わったなと感じる 川﨑さんの作品には馬がよく登場するけれど、作者自身北海道で牧場を経営する兄夫婦と生活する傍執筆活動を行っていたらしい 腑に落ちる

Posted by ブクログ

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